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連続ドラマW-30「ながたんと青と-いちかの料理帖-」完成披露試写会

制作・提供:WOWOW

 戦後間もない京都を舞台に、門脇 麦演じる老舗料亭「桑乃木」の長女・桑乃木いち日(くわのき・いちか)と、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)演じる19歳の大学生・山口周(やまぐち・あまね)の年の差夫婦が、料亭再建に挑む中で織りなすもどかしい恋を描いた“グルメラブストーリー”、連続ドラマW‐30「ながたんと青と -いちかの料理帖-」(全10話)が3月24日(金)午後11時より、いよいよ放送・配信スタート!

 3月18日(土)に都内で行われた完成披露試写会に、主人公で戦後間もない時代の中で、悩みながらも前に進むヒロイン・桑乃木いち日を演じた門脇 麦、古いしきたりを変えることを恐れない大胆さで、時に厳しく、時に温かく支える山口周役の作間龍斗(HiHi Jets /ジャニーズJr.)、2021年の映画『サマーフィルムにのって』で長編映画デビューした新鋭・松本壮史監督が登壇、京都・太秦の東映京都撮影所を中心に、関西にて行われた撮影の裏話を、たっぷりと披露した!

 MC伊藤さとりから、「マスクをしていれば、声をあげても大丈夫となっております!」という前フリ通り、門脇 麦、作間龍斗、松本壮史監督が登壇するやいなや、客席からはしっかりと歓声が沸き起こった。

 まずは、「本当に心がほっこりする、美味しそうなご飯がたくさん出てくるドラマとなっております」と門脇が作品紹介をしつつ挨拶。続いての作間は、「僕もさっき、正面からお客さんと入ってきたんですけど」と、驚きのカミングアウトを。「マネージャーさんに“今日正面から入っていいですか?”って確認をして、入ってみたら撮影スポット(衣装展示など)があって。目の前をご本人登場!とスススっと……」と話すと、会場にどよめきの声が上がる。「あまりの速さで気づかれなかったと思いますが、それくらい、今日は気合いが入っています!」とうれしそうに語っていた。

 ここからは、作品やキャラクター、実際に演じてみての話に。京都が舞台の本作で、門脇は京都弁に料理と、課題がもりだくさん。特に京都弁に関しては、クランクインする1ヵ月前から練習をして臨んだそう。
 「本番では、なるべく京都弁でつっかからないように」と語る門脇に、撮影期間中、ずっと間近で見ていた作間は「苦しんでましたよね」とサラリと乗っかる。今となってはとてもリラックスした間柄だが、実は作間は最初、とても緊張していたそう。
 「(キャストを聞いて)えっ、あの門脇 麦さんですか!?と、身が引き締まるというか、ヤバいなという感じでした。実際に本読みのとき、部屋に入ってくるスピードが尋常じゃなく速くて。高速で入って来る姿を見て、これ大丈夫なやつだ!と。とてもフランクな方なので、そこで緊張が解けました」と初対面のときの印象を語ると、「はじめてお会いしたとき、見た目が漫画の周すぎて」と門脇。


 「口数が少ない人かと思っていたら、まぁよくしゃべるし、早口だし、よく笑う。現場のスタッフさん、みんなから可愛がられていましたよね?」と監督に振ると、「技術スタッフのおじさんに可愛がられていた」(松本監督)、「衣装部の方からは、孫だと思われていたんじゃないか」(門脇)と、次々と温かいエピソードが飛び出した。

 趣味がカメラだという作間は、「最高の現場でした。プロの方がいっぱいいて、機材もいっぱいあって、夢のような場所で、すごく楽しかったです」と笑顔で語っていた。課題が多くて大変そうだった門脇と、のびのびと現場を楽しんでいた作間。それぞれ出番がないときは、監督がいる和室のモニタールームに入り浸りだったという。

 とにかく空気のよい現場ということで、エピソードが次から次へと飛び出す。共演者との思い出ということで、途中、赤ちゃんが出てくる場面についてのお話も。「本当に生きている赤ちゃんに来ていただいて……(会場、笑いが起こる)。赤ちゃんだから、どうしても泣いちゃうんです。実は、赤ちゃんがアンパンマン好きって聞いていたので、これは(声を戸田恵子さんが担当している)アンパンマンいくか?戸田さんに声お願いするか!?と言っていて、結局行けなかったんですけど」(作間)、「誰がお願いするかっていう話もしていました」(門脇)、「誰もいけませんでした(笑)」(作間)とポンポンと話がはずんでいく。

 一方、松本監督は門脇と中村 蒼とのシーンに言及。「それまで、泣く描写が多かったので、監督に“あそこは泣きません!”って言っていたんですが、いざ本番では泣いてしまいました。中村さんのお芝居がよすぎて」と、門脇が恥ずかしそうに打ち明けた。

 そして、本作の大きな見どころの一つでもある料理の数々についても。全10話の中に、料理研究家・大原千鶴先生が監修する、見るからに美味しい料理が登場するということで、3人に印象に残っている料理を一品ずつ選んでもらうことになった。

 ここで門脇が選んだのは、ポトフ出汁うどん。スクリーンにパッと画像が映し出された。 「洋食で作ったものを和食にするという発想も好きだし、染み渡るやさしい味」と絶賛していた。そして作間が選んだ料理は、鱧(はも)のハンバーグ。「胃にやさしいなぁって。ソースが梅なんですが、これもまたいい感じで。白米とお味噌汁をつけていただいたので、その日の撮影終わりに、普通に夜ご飯として食べてました」と思い出しながら語ると、「大体、いつも食べていたよね」と門脇。出番が終わってからも、居残ってご飯を食べていたことが明かされた。
 最後に松本監督が選んだのは、出汁巻き卵サンド。「いち日が卵料理が得意で、序盤に出てくるんです。これを周くんが学校でお弁当として食べるんですが、卵がすごく入っているから、食べるのが難しくて。序盤の、クールな周くんがこぼすわけにはいかないので、ギリギリ持ちこたえて、うまく食べている作間くんをチェックして欲しいです」と言うと、当人は「そうでしたっけ?」と覚えていない様子。
 ただ、食感の記憶は鮮明なようで、「卵だけじゃなくて、オーロラ・ソースみたいなのが挟まっていて、ぷりんと出てくるんです。美味しかったです」とコメント。監督は「こぼさないように食べて、顔もクールに保っている」と褒めると、「ありがとうございます」と素直にリアクションしていた。テイク数についての話になると「僕、カメラ回ってなくても食べているので、よく分からないです」と答え、またもや会場に笑い声が響いた。

 さらに、門脇は料理好き、作間もスイーツを作るということで、自信を持ってこれはふるまえるものは?との質問には、「レア・チーズ・ケーキとか。混ぜて流し込むだけなので、簡単でおいしいです」(作間、)「豚足煮込んでいなかったので、そろそろ煮込みたいなって。忙しいときは煮込めないので、そろそろ煮込みたい」「豚足、煮込まないですよ」「いや、煮込むでしょ」とまたもやテンポの速いキャッチボールになり、MCが会場に「皆さんは豚足煮込みますか」と問いかけましたが、挙手なしで……!? 豚足トークはこれにて終了した。

 最後にもう一つ、お題が与えられた。それは、いち日と周がタッグを組んで料亭を立て直すストーリーにちなみ、新たにチャレンジしたいことは?という質問。
 「昨日、ちょうど実行してみたんですけど、メッセージ・アプリで堅苦しいのが好きではないので、アホっぽいフォントにしたら、すごく心がラクになって幸せな気持ちになれました。皆さんもぜひ、フォント変えてみてください」と作間。門脇はスケジュールが一段落したのか、「釣りを再開させられそうなので、釣りに行って、料理も再開したいと思っています。釣った魚を家に持ち帰って、料理するっていう一連の作業が好きなので」と語った。
 ここでも、「今何釣れるんですか?」「タチウオとか」「何料理にするんですか?」とお魚トークに。そして松本監督は「韓国語をやろうかな。このドラマの撮影中に韓国での舞台挨拶をすることになって、門脇さんから“ビール一杯ください”っていう意味の韓国語を教えてもらって。それを言ってみたら、自分史上一番ってくらいウケたんです」と、素敵なエピソードを語ってくれた。

 楽しい登壇イベントもいよいよラスト。それぞれに以下のように見どころを語って終了した。
 「見どころのたくさんある、素晴らしい原作です。2人の関係性や、作間くんの変わっていく顔つきとか、1話と10話で全然違うと思うので、そこはぜひ、じっくり、丁寧に見て欲しいなって思います」(松本監督)。
 「温かくて、美味しそうで、京都のそのままの雰囲気が映像に残っていますので。僕のがんばりと、2人の幸せそうな関係性とが、皆さんの生活の一部になってくれたらと思います。ぜひ、最後まで見てください!」(作間)。
 「京都で、みんなで心を込めて造りました。我々キャスト、スタッフの一人ひとりが真心を込めて撮った作品なので、必ず、温かいものが皆さんに届くと思います。10話まで、ぜひ美味しく、楽しく、見てください」(門脇)。

 登壇者:門脇 麦(桑乃木いち日役)、作間龍斗(HiHi Jets /ジャニーズJr.)(山口周役)、松本壮史監督

連続ドラマW-30「ながたんと青と-いちかの料理帖-」

放送・配信情報:2023年3月24日(金)午後11:00 WOWOWにて放送・配信スタート(全10話)
        WOWOWプライム|WOWOW 4K 第1話無料放送
        WOWOWオンデマンド 無料トライアル実施中
出演:門脇 麦、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)
   中村 蒼、久間田琳加、白石隼也/ 百田夏菜子(ももいろクローバーZ) 加藤小夏、菊池亜希子/    小野武彦、飯田基祐、床嶋佳子/ 板尾創路、戸田恵子
原作:磯谷友紀『ながたんと青と―いちかの料理帖―』(講談社『Kiss』連載)
監督:松本壮史
脚本:川﨑いづみ、弓削 勇
音楽:田辺 玄、Rachel Abstract
プロデューサー:小髙史織(WOWOW)、森田大児、髙木敬太(東映)
製作著作:WOWOW 東映

ストーリー
 舞台は1951年、戦後京都。老舗料亭「桑乃木」の娘・いち日(34)は夫を亡くし、ホテルの厨房で料理人として働く日々を送っていた。西洋料理の世界で自立して生きていくと決意していたいち日だったが、一方で実家の料亭「桑乃木」は戦後の客離れが止まらず、経営の危機にさらされていた。
 料亭への援助を受けるため、大阪のホテル経営者・山口家との縁談が持ち上がるが、そのお相手はまさかの19歳の大学生・周。周は、つんと辛い“青と(青とうがらし)”のような歯に衣着せぬ発言をする人で、いち日とも一触即発の状態となるが……桑乃木のため政略結婚を決意するいち日。
 かくしてデコボコな夫婦生活と、料亭再建の幕が上がる――!

オフィシャル・サイト(外部サイト)

ながたんと青と -いちかの料理帖- | オリジナルドラマ | WOWOW
戦後間もない京都。実家の老舗料亭の経営危機を救うため、女性料理人・いち日が、政略結婚した15歳年下の周と反発し合いながらも料亭再建を目指す。うまし麗しい恋物語。

原作紹介

『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(講談社「Kiss」連載)

【磯谷友紀プロフィール】
 2004年、講談社のKissストーリーマンガ大賞に『スノウフル』が入賞し、翌2005年、同作が「One more Kiss」(講談社)2005年5月号に掲載されてデビュー。
 主な作品に『本屋の森のあかり』『君の声が好きすぎる』『ぬくとう君は主夫の人』などがある。
©磯谷友紀/講談社

©磯谷友紀/講談社

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