イベント・舞台挨拶

『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』完成上映イベント

©2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会

 シリーズ累計発⾏部数500万部を超える⼤⼈気⼩説「タクミくんシリーズ」は、1992年5⽉から2014年3⽉まで、⼩説「タクミくんシリーズ」として全28巻が刊⾏され、2016年3⽉から2017年2⽉にかけて『タクミくんシリーズ 完全版』としてこれまでの物語を時系列順に収録された全11巻におよぶファン必携の⽂庫新装版が刊⾏されている。さらに2014年12⽉より⼤⼈になった託⽣やギイたちを描いた「崎義⼀の優雅なる⽣活」が現在5巻まで刊⾏されている。
 名⾨の全寮制男⼦校に通うふたりの男⼦校⽣が、さまざまな事件を経て、ついに恋⼈同⼠になる学園ラブ・ストーリーは、コミックス化や、カセット・CD化、舞台化されるまでに⾄り、⼀⼤ブームを巻き起こした。
 その後2007年に初めて『そして春⾵にささやいて』が実写映画化されて⼤きな話題を呼び、2009年に『虹⾊の硝⼦』、2010年に『美貌のディテイル』と『Pure ~ピュア~』が⽴て続けに制作され、2011年にシリーズ完結となる『あの、晴れた⻘空』まで、全5作が劇場公開された。現在の世界的なBL映像作品ブームの先駆けとなった。
 「タクミくんシリーズ」は何世代にも渡り愛され、伝説のBL(ボーイズラブ)⼩説に君臨! ⼩説が発売されてから31周年を迎える今年、待望の劇場映画の新シリーズが始動! ⼩説『タクミくんシリーズ』が新たに実写映画化され、今年劇場公開となる。

 3月26日(日)、都内で映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』の完成上映イベントが行われ、ダブル主演の森下紫温と加藤大悟、共演の中山咲月、高橋璃央、野口友輔、植村颯太、永島龍之介が、横井健司監督とともに登壇した。

 他人と触れ合うことができない「人間接触嫌悪症」という症状に悩む主人公のタクミを熱演した森下は「世の中にない(架空の)症状を持っている子を演じることは難しかったです」と、芸能界デビューしてまだ間もなく映像作品に出演すること自体が初めての本作でいきなり主演に抜擢されたプレッシャーを吐露。さらに、「(加藤演じる)ギイとの出会いのシーンは、タクミは一目惚れに近い感情があると思うので、『(加藤)大悟くんかっこいいな』と思って演じました」と素直に告白すると、それを受けて加藤も「僕としても、あのシーンはかっこ良くないといけないし、タクミにめっちゃ見つめられたので良い緊張感を持てて、紫温ちゃんから刺激を受けました」と明かした。

 普段より声を1オクターブ上げて「カワイイ」を意識したという中山は「(演じた)高林君はひたすらカワイくて、自分は真逆の性格なので、こういう子だったらカワイイなと想像しながらキャラクターを作りました」と明かすと、高橋も「僕だけ異性が好きという役だったので、恋愛じゃなく友情に見える立ち振る舞いに気をつけました」と役作りのポイントを振り返った。

 本編鑑賞直後で胸キュンが止まらないお客さんたちに、さらにキュンキュンしてもらおうと、MCから「プライベートで胸キュンしてしまう時やシチュエーションを告白してほしい」というお題を振られたキャストたち。「答えに悩んだ」という彼らだったが、先頭を切った永島は「譲ったり譲られたりしている時」と回答。「車道側を『俺が歩くよ』という彼氏に彼女が『ありがとう』と言っているカップルを見ると(自分も)『ありがとう』と思います!」と羨ましさたっぷりのため息混じり。

 植村が「美味しそうにご飯を食べている姿」と答えると、全員が「分かる!」と納得。

 続く野口は「二人だけのひ・み・つ」とかなり意味深な回答。「撮影中にひとりで仮眠をとっていたら(加藤)大悟君がアウターをかけてくれて、演じたギイのようでキュンキュンした!」と興奮気味に語ると、加藤が「え?(俺に)恋してる?」と切り返すと大照れの野口を見て、「何でだよ」と照れ返す加藤だった。

 高橋は「名前を呼ばれた時」。「奥手な人が自分の名前を勇気を振りしぼってやっと呼んでくれたと分かるとキュンキュンします」との理由に一同共感。


 中山は「可愛い猫を見かけた時!!」。「高林くんが猫っぽいし、ツンデレ具合がたまらない」と、自身も猫を飼っていることもあってデレデレ。

 加藤は「上目遣い」。「(森下との)身長差がちょうどよくて、上目遣いになる時があるんですよ。実際に僕もキュンとしたし、どんな壁も乗り越えてキュンキュンするんだな、と。役としてもだけど、自分としてもキュンキュンした」と森下へのトキメキを激白!

 一方、告白された森下は「赤ちゃん」。最近いとこが産まれたそうで「お母さん以外の人が抱っこすると泣くのに、僕が抱っこしたら泣かない。それがめっちゃかわいくて!」とあったかほのぼのトーク。

 これで全員回答が終わったかと思いきや、このお題を締めたのは横井監督。「ありますよ、僕も胸キュン! 現場に入ると基本的に胸キュンするんで。みんなのお芝居を見てて良かった時に胸キュンするし、芝居が良くなくてダメ出ししている時も、ダメ出ししている自分に胸キュンします。現場は胸キュンしっぱなしですよ!」と話すと、キャスト一同「怖い!」と震え上がっていた。

 さらに、劇場公開日が5月27日(土)に決定したことが発表された。

 森下は「タクミくん“シリーズ”ですので、これが第一歩目だと信じて、さらに30年愛される作品になっていったらいいな」とシリーズ化への期待と抱負を語ると、加藤も「初映画(出演)、初主演、そして初主題歌を歌わせていただきました。気になった方はインスタに生で歌っているのが載っていますのでぜひ聴いてみてください。劇場でも楽しんで幸せになっていただければ」と熱いメッセージで締めくくった。
 ※ 加藤大悟のInstagramに掲載された本作の主題歌「0%」→https://www.instagram.com/p/CU_2Kb1BkWU/(外部サイト)

 最後のフォトセッションでは、監督も含めた登壇者全員でハートを作る展開に。あちこちでいろいろな組み合わせでハートを作るカップルが誕生し、最高潮のまま幕を閉じた。

 登壇者:森下紫温、加藤大悟、中山咲月、高橋璃央、野口友輔、植村颯太、永島龍之介、横井健司監督

公開表記

 配給:カルチュア・パブリッシャーズ
 5月27日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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