イベント・舞台挨拶

『THE FIRST SLAM DUNK』声優トークイベント付き上映会<COURT SIDE in THEATER>

©I.T.PLANNING,INC.
©2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners

 2022年12月3日(土)より公開した映画『THE FIRST SLAM DUNK』。国内の観客動員は966万人、興行収入は138億8800万円を突破し(5月6日時点)、さらに中国での観客動員は1700万人、興行収入も6億2000万元(約120億円)を超え、世界的に大きな盛り上がりを見せている。
 この度、ロングラン上映を祝して、5/7(日)に声優トークイベント付き上映会<COURT SIDE in THEATER>が実施された。登壇したのは、宮城リョータ役の仲村宗悟、三井 寿役の笠間 淳、流川 楓役の神尾晋一郎、桜木花道役の木村 昴、赤木剛憲役の三宅健太の湘北メンバーを演じたキャスト5名。公開から156日を迎え、観客の前に湘北キャストが初めて一堂に会した本イベントは、全国334スクリーンで生中継もされた。

 イベント冒頭に、制作の過程、そして全世界で『THE FIRST SLAM DUNK』が楽しまれている様子を収めた、このイベントのために作られたオープニング映像が上映。井上雄彦監督をはじめとするスタッフの制作風景や、国内・海外の観客が映画に熱狂する様子が収められた映像の幕開けに、会場が興奮の渦に包まれる中、キャストが登場!
 司会の麒麟・田村 裕から「本日で公開156日目となる大ヒット・ロングランです! あらためて周りからの反響はいかがですか?」と聞かれると、仲村は「本当にすごい作品に関わることができたと日々実感しています。年末年始に地元の沖縄に帰省したのですが、親戚・知り合いから山積みのサインを頼まれました(笑)。改めて作品の反響・すごさを感じました」と回答。さらに木村からは「ありがたいことに子どもたちから観たよという声が届いていまして、小さい子に『写真撮って~』と言われて、肩組んで写真を撮っていたら、その子のお母さんが『左手……添えてますね!』と言われて(笑)」と「SLAM DUNK」の名シーンで答えられたというエピソードに、会場は大爆笑。

 そしてこの日のイベントでは、会場の観客、そしてSNSで募集した質問に答えるコーナーも。会場の男性から、「一番印象的なシーン」を聞かれると、仲村からは「リョータって、『キツくても、心臓バクバクでも、めいっぱい平気なふりをする』って言葉にもあるように、強がるシーンが多々ある。ミッチーとケンカする時に、震える手をポケットに隠す。映画の最後のシーンでお母さんと対面する時もポケットに手を一回入れるんです。けどそのあとお母さんの近くに座るときには、ポケットから手を外して座るんですよね。その時に、やっとリョータが家族に向き合えたと思うんです。湘北メンバーだけじゃなく、宮城家の成長も感じて、何度観てもグッときます」と自らが演じたキャラクターにまつわる一番のシーンを語った。

 続く質問では、「THE FIRST SLAM DUNK」で初めてSLAMDUNKを観て、ハマったという男性から、「この映画に出合って、一番印象的だったことは何ですか」という質問が。これに対し笠間は、「キャストの皆さんそうだと思うんですけど、印象的なことって、“井上監督に出会ったこと”。本当にいるんだっていう(笑)」と始め、「昔から井上先生の作品が大好きで、あの作品を生み出していた人が今目の前にいる。しかもすごくフランクに接してくださる」と井上先生との出会いがとても印象的だったことを熱く語った。

 そして、なんと湘北高校に立ちはだかる山王工業の河田雅史役の声優・かぬか光明が会場に来ているということが伝えられると、会場、そしてキャスト陣からもどよめきが。そんなかぬかから「忖度抜きで、山王メンバーで一番気になる人は?」という質問があがり、仲村が「忖度抜きで河田ですね」と答えると、三宅も「俺も河田なんですよ! もう本当に恐怖を感じたんですよ!」と、演技の域を超えて本当にマッチアップする河田への恐怖が生まれたと笑いながら話した。

 さらにSNSで届いた質問で、「アフレコで難しかったこと」を聞かれると、木村は「多くのアニメ作品では、 “分かりやすさ”や“迫力”を求められるのに対して、この作品では常に“リアリティ”を求められるんです。花道の『返せ』というセリフだけで3時間収録したんですが、大袈裟にやってしまいそうになるセリフを、いかにリアルな高校生の息遣いで、試合の流れの中から自然と出てくるような表現になるまで何度もチャレンジしました」と語った。神尾は「僕はバスケ経験がないですし、ダンクも決めたことがないので流川のダンクの時の“ふっ”って声にはすごく苦労しました。普通ダンクだったらものすごく力んだ声を出すと思うんですが、そこは流川のキャラクターもあるのでそのバランスが難しかったです」と井上監督が求めた“リアル”という要求への苦悩を語った。

 そして、このイベントだけのスペシャル映像として、なんと10-FEETからお祝いのコメントとエンディング主題歌「第ゼロ感」のスペシャル・パフォーマンス映像が到着! Vo./Gt.のTAKUMAからは、「150日と言わずに、4年間くらい上映してほしい」という言葉が出ると、会場からは拍手が起こり、さらに圧巻のパフォーマンスに会場もキャストも魅了された。

 最後のメッセージとして、三宅は「本当に今日という日を迎えられたことが嬉しいです。今日は湘北の靴を履いてきました。赤木の言葉を借りるなら、『ありがとよ』」と自分の演じたキャラクターのセリフで感謝の気持ちを伝えた。

 続く木村も「こうやって皆さんとお話しして、スペシャル映像も観て、僕ももう一度この映画に触れたくなりました。皆さんも何度でも触れてください」と思いを噛み締めた。

 神尾は、「僕の役者人生の中で貴重で大切な役になりました。公開前に皆さんにどうやって受け止めていただけるか緊張してきた状態から、156日が経ち、応援上映や親子上映会などいろいろな形で皆さんの元に届いていてとても嬉しいです。156日はまだまだ途中。これからもよろしくお願いします」と語った。

 そして笠間は「僕らもこの作品の1つのピースでしかなくて、監督、たくさんのスタッフさんのピースが嚙み合って生まれた作品。皆さんにこれほど受け入れてもらえているのは1つひとつのピースがすごい熱量で取り組んできたからです。魂で作られた、たくさんの人で彩った作品を何度でも楽しんでいただきたいです」と熱い思いを伝えた。

 仲村からは「こんなにたくさんの人と熱い思いを共有したり、楽しめたりすることってなかなかないです。こうやって皆さんとこの時間を共有でできて本当に嬉しいです。まだまだ長く愛されて行って欲しいです」と更なるロングランへの願いを伝えた。

 最後は仲村の「1、2、3!」の掛け声に合わせ、会場、そしてライブビューイングに参加しているお客さん全員で「勝―つ!」と叫び、会場が一体となって最高の盛り上がりを迎えたところでイベントは終了した。

 登壇者:仲村宗悟、笠間 淳、神尾晋一郎、木村 昴、三宅健太
 司会:麒麟・田村 裕

公開表記

配給:東映
12月3日(土)より全国公開

(オフィシャル素材提供)

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