イベント・舞台挨拶

『レンタル×ファミリー』初日舞台挨拶

©映画「レンタル×ファミリー」製作委員会

 実在のサービス「⼈間レンタル屋」をテーマに、見る者の価値観を根底から揺るがす怪作『レンタル×ファミリー』がついに公開! 初日に当たる6月10日(土)には渋谷・ユーロスペースで公開初日舞台挨拶が行われ、塩谷 瞬、川上なな実、白石優愛、でんでん、原作者の石井裕⼀、そして阪本武仁監督が出席した。

 満席で迎えた念願の初日。人間レンタル屋・三上健太役の塩谷は「監督からお話を頂いて2年という時を経て皆さんにお届けすることができました。僕自身、特別な想いのこもった作品です」と感激。“レンタル父親”という役どころだが「僕は両親がいない複雑な家庭環境の中、夢を追って俳優になりました。そして20年という節目にこのような人の心を埋める作品に出合えたのは意味があると思いました」と自らの生い立ちに絡めて運命を感じ、「撮影中は僕が子どもの頃にレンタルお父さんがいたらどうだったろうか?と何度も考えました。いたら嬉しかっただろうなと思いましたし、たくさんの人に支えられて僕も今ここに立っているので、この映画が観た方々の心の支えになればと思います」としみじみ。

 人間レンタル屋を利用するシングル・マザーの河合朋子を演じた川上は「一人娘を育てるシングル・マザーという役どころも含めて、新たな挑戦がたくさんありました。題材も特殊なので複雑な気持ちを抱きながら演じました」と熱演報告。依頼者の娘・佐々木菜々子役の白石は、塩谷演じるレンタル父親を本当の父親だと信じて育ってしまい、依頼者だった母の死で初めて真実と向き合うことになるという役どころ。父と娘ではなく、<業者>と<依頼者の娘>として再会する場面について「塩谷さんのアイデアでアドリブでの撮影になりました。最初はわけが分からなかったけれど、その気持ちこそ菜々子のお父さんへの気持ちと一緒だと思った。それを引き出してくださったきっかけが塩谷さんから提案いただいたアドリブでした」と感謝。それに塩谷は「長回しの中で本当の気持ちをさらけ出して本物に近い感情が得られたらと思い、実験的にやりました」と狙いを明かした。

 一方、白石演じる菜々子が身を寄せるペンションのオーナー・浅田役のでんでんは「どうやったらナチュラルにできるかを考えたので、なるべく印象に残らないようにと思って演じました。皆さんがとてもナチュラルに演じていらしたのでそれを壊したらいけないと思ったら……私見事に演じていましたね!」と自画自賛で笑わせた。

 原作者で実際に人間レンタル屋として活動中の石井は「実は私も出演していて、監督に直談判して役を頂きました。3回くらい観ていただいて、僕を見つけてくださいね」とニヤリ。人間レンタル業については「家族を貸すという行為があったら怖いと思われる方もいるかもしれないけれど、これは実際にある話であり、今現在も家族をレンタルする方は多いです。私自身もレンタルされていますから」と現場主義の顔も見せた。

 塩谷も役作りの一環でレンタル・サービスに登録し、現場を体験したという。「名前も髪型も変えて実際に現場に行きました」という塩谷は「クライアント様のお話を聞いたり、レンタル・サービスで働く人の話を聞いたりしていろいろと印象に残ることがありました。そこで働いている方々は誰かを幸せにするサービスだと気概を持っていました。人生ってドラマティックだということが集約されている仕事だと思い、このサービスの意味やその時間を大切にして今までとは違う役への入り方をしました」と振り返った。

 最後に阪本監督は「いろいろな想いがあって本作を作りました。レンタルサービスを肯定する気も否定する気もなくて、石井さんからお話を聞いたのをできるだけ忠実に描いたつもりです。観客の皆さんがどのように思うのかは、それぞれで感じ取っていただきたいと思います。このサービスもそうだし家族の在り方を考えるきっかけになればとこの作品を作りました。ここから長い期間かけて上映活動を頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします」と語り、登壇者全員で大ヒットを祈願した。

 登壇者:塩谷 瞬、川上なな実、白石優愛、でんでん、石井裕⼀(原作者)、阪本武仁監督

公開表記

 配給:Atemo
 渋谷ユーロスペースほか全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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