イベント・舞台挨拶

『僕と幽霊が家族になった件』舞台挨拶(トークショー)

@Calendar Studios Co., Ltd., Bole Film Co., Ltd.

 8月2日(水)、グランドシネマサンシャイン 池袋にて『僕と幽霊が家族になった件』の上映後にチェン・ウェイハオ監督とジン・パイルンエグゼクティブプロデューサーが舞台挨拶に登壇した。チェン・ウェイハオ監督は「日本が大好きなのでこの作品を日本で公開できるのをとても嬉しく思っています」と、ジン・パイルン エグゼクティブプロデューサーは「私も日本のドラマや作品が大好きなので、今回台湾の作品を日本の皆さんに受け止めていただくことを楽しみにしています」と挨拶しトークショーが始まった。

 チェン・ウェイハオ監督の過去作品には『紅い服の少女』シリーズ(15・17)や『目撃者 闇の中の瞳』、『繋がれる魂』など重い作品が多いなか、今回コメディ作品であることについて「重い作品の撮影中は気持ちも重くなりがちですが、今回はスタッフ、俳優共に皆でとても楽しく撮影しました。これからも楽しい作品をたくさん作りたいと思っています」と語った。また手掛けてきた作品のテーマに死生観や魂、愛を描いたものが多いことについて「死生観や家族愛にとても興味があります。今回の作品には特にそのテーマを詰め込みました」と話した。

 『繋がれる魂』、『君が最後の初恋』、本作『僕と幽霊が家族になった件』とチェン・ウェイハオ監督とタッグを組むことの多いジン・パイルン エグゼクティブプロデューサーは「監督とは目標が一致していて、笑いながら感動でき、世界の皆さんが共感できる作品を作りたいという思いで、何作も一緒に作ってきました。今後もこういった同じ理念と目標を持っている監督やスタッフがいたら、ぜひ一緒に、言葉を超えて全世界で楽しめる映画を作りたいと思っています」と話した。撮影現場のエピソードとしては「笑えるシーン撮影中の現場は更に笑っていました。そして泣けるシーンは監督・プロデューサー共に俳優たちと一緒に涙を流し感動していました。それだけ真心を込めてリアリティを大事にして作った作品です」と語った


 また本作の、ノンケの警察官が死んでしまっているゲイと冥婚をするという奇抜な設定に関してチェン・ウェイハオ監督は「実はこれは、とある短編のコンセプトとシナリオ募集の中で出合ったものなんです。元のコンセプトは清掃員が仕事中に偶然紅い封筒を拾って、同性愛の方と冥婚するという設定だったのですが、それを僕もプロデューサーもとても面白いと思い採用させてもらい、ブラッシュアップしていき、今の脚本になりました。また今回コメディですが、とても繊細なテーマでもあるので描き方を悩む部分もありましたが、『性別などに関係なく、愛の前ではみな平等』という一番伝えたいことを大切にして作り上げました」と本作への思いを語った。
 また台湾において現時点で歴代台湾映画興行成績7位のヒットを飛ばしていることについてジン・パイルン エグゼクティブプロデューサーは「正直なところ、ここまでの成績は予想していませんでした。でも『どんな人でも平等に愛を受け取ることができる』という私たちが描きたかったものがちゃんと観客の皆さんに伝わって、クチコミでどんどん広げていただいてここまでの結果になったんだと思います。日本の皆さんにもこの温かさと想いを本作で感じていただければと思います」と語った。
 最後にチェン・ウェイハオ監督は「笑いあり涙ありの本作をぜひ劇場で楽しんでください」と話し、ジン・パイルン エグゼクティブプロデューサーは「台湾でこの映画を宣伝する際に『この作品を観た人は家族になります』と言っていました。今日家族になっていただいた皆さんには、ぜひご感想などを発信していただけると嬉しいです」と呼びかけた。
 退場後にはご来場いただいた方たちを廊下でお見送りするサプライズまであり、映画と同じように優しい愛に包まれた舞台挨拶が終了した。

 登壇者:チェン・ウェイハオ(程偉豪)監督、ジン・パイルン(金百倫)エグゼクティブプロデューサー

公開表記

 配給:面白映画
 8月4日(金)~10日(木) シネマート新宿・シネマート心斎橋にて上映!全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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