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『バカ塗りの娘』本編映像解禁

©2023「バカ塗りの娘」製作委員会

 第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した「ジャパン・ディグニティ」(髙森美由紀著)が、主演 堀田真由、鶴岡慧子監督で映画化。タイトルを「バカ塗りの娘」とし、9月1日(金)より全国公開、8月25日(金)より青森県先行公開となる。この度、堀田真由と小林 薫が実際に挑戦した津軽塗の工程を長回して見せたこだわりの本編シーンが解禁となった。

 海外では「japan」と呼ばれることもある“漆”。世界中から注目を集める漆器は、日本人の暮らしに欠かすことのできない、大切な日用品であり、芸術品。本作では青森の津軽塗のひとつひとつの工程を丁寧に映し出し、津軽塗職人を目指す娘・美也子と寡黙な父・清史郎が、漆や家族と真摯に向き合う姿を描く。主人公・美也子役に堀田真由。将来への不安やほのかな恋心に心揺れる等身大の女性をたおやかに演じる。津軽塗職人の父・清史郎には、日本映画界には欠かせない俳優、小林 薫。二人は実際に地元の職人から津軽塗の技法を教わり撮影に挑んだ。監督は、初長編作『くじらのまち』でベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などの映画祭で高い評価を得たのち、西加奈子の小説『まく子』の映画化も手掛けた鶴岡慧子。四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、人々の「魅力」を織り交ぜながら、つらい時、楽しい時を塗り重ねるように日々を生きる父娘が、津軽塗を通して家族の絆を繋いでいく。

 この度、堀田真由と小林 薫が実際に挑戦した津軽塗の工程を長回して見せた、監督こだわりのシーンの一部を公開!

 解禁された映像は、器に丁寧に色を付けていく小林演じる父・清史郎の手元と、それに熱視線を送る堀田演じる娘・美也子の眼差しから始まる。美也子は父から受け渡された器に手際よく緑の漆を塗っていき、父はそれに更に漆を重ねていく。器が美也子に受け渡される時に鳴る木と木が触れ合う音と、清史郎の刷毛が器の上を滑る音、二人の間に会話は無いが、作業する音は何とも心地よく耳に響く。ヒグラシの鳴き声に夏の夕方を感じていると、遠くにねぷた祭りの太鼓と笛の音が聞こえ、それはまるで日本人の心の原風景にあるような瞬間だ。「このくらいで」と漆の具合を娘に伝えるのは父というよりも師としての姿だが、二人揃ってカップアイスを黙々と頬張る間は親子の時間がゆっくりと流れていく。

 鶴岡監督は、彼らが工房で漆塗りに向き合うこのシーンについて並々ならぬ熱を持っており、「省略しすぎてしまうと、津軽塗がものすごい数の工程を踏んで作られているものだということが伝わらなくなってしまうので気をつけました」と話している。「ひとつひとつの工程をしつこく見せるぞ!という思いで撮りました。編集した時もじっくり見せることを意識してカットするのを我慢したし、本物を作っている動きだったり音だったりを感じてもらいたいという狙いで、かなり長尺を割いています」とそのこだわりを明かしている。

 堀田は、本作の撮影を通し津軽塗に初挑戦。実際に津軽塗の箸を愛用しているそうだが、今だからこそ伝統工芸に触れるべきだと話す。「最新な物が次から次へと産まれ機械化・自動化が主流になってきた今改めて、日本の美しい伝統工芸に触れ何を感じ受け取るか、そして伝授していくことの厳しさとどう向き合っていくのか津軽塗りを通して繋がる家族の物語から何か感じ取っていただけると幸いです」とアピールする。

 監督は津軽塗に触れたことで自身の映画制作に対する価値観にも影響があった模様。「バカ塗りの“バカ”とは、ひたむきさを表す“バカ”です。津軽塗と出合い、ものづくりに対する慎ましくも純度の高い情熱に触れ、私もこんなふうに映画をつくりたいと思いました。1カット1カット丁寧に、漆を塗り重ねるように撮る。色鮮やかな模様を研ぎ出すように、登場人物たちの個性で画面を満たす。堀田さん、小林さんはじめ、素晴らしい俳優さんたちとご一緒することができましたし、弘前の皆さん、津軽塗の職人さんたちに、本当の意味で支えていただきました。みんなでつくったこのひたむきな作品を、たくさんの方に楽しんでいただけたら幸いですし、津軽塗の魅力を知っていただけたら嬉しいです」。
 ものづくりにかける輝かしい情熱を、丁寧に、神聖に描き切った『バカ塗りの娘』。静かなる力強さこそぜひ劇場で体感して欲しい。

 また、8月2日より西武池袋本店とのタイアップが決定し、本作の公開を記念して映画鑑賞券があたるTwitterキャンペーンや、オリジナルグッズがもらえるお買いあげ先着プレゼントなどのキャンペーンを実施中。7階(北B2)「くらしのぎふと」では、<[ニッポンのいいもの 特別企画]津軽塗 特別販売会>が開催され、職人の技が光る青森の伝統工芸品「津軽塗」の汁椀やお箸などが紹介されている。この機会にぜひ、津軽塗の魅力を感じていただきたい。

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 9月1日(金) 全国公開
 8月25日(金) 青森県先行公開

(オフィシャル素材提供)

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