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『バカ塗りの娘』第42回バンクーバー国際映画祭 出品決定&場面写真解禁!

©2023「バカ塗りの娘」製作委員会

 映画「バカ塗りの娘」が全国で絶賛公開中。

 海外では「japan」と呼ばれることもある“漆”。世界中から注目を集める漆器は、日本人の暮らしに欠かすことのできない、大切な日用品であり、芸術品。本作では青森の津軽塗のひとつひとつの工程を丁寧に映し出し、津軽塗職人を目指す娘・美也子と寡黙な父・清史郎が、漆や家族と真摯に向き合う姿を描く。主人公・美也子役に堀田真由。将来への不安やほのかな恋心に心揺れる等身大の女性をたおやかに演じる。津軽塗職人の父・清史郎には、日本映画界には欠かせない俳優、小林 薫。二人は実際に地元の職人から津軽塗の技法を教わり撮影に挑んだ。監督は、初長編作『くじらのまち』でベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などの映画祭で高い評価を得たのち、西加奈子の小説『まく子』の映画化も手掛けた鶴岡慧子。四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、人々の「魅力」を織り交ぜながら、つらい時、楽しい時を塗り重ねるように日々を生きる父娘が、津軽塗を通して家族の絆を繋いでいく。

 9/1(金)より全国公開となった本作は、「津軽塗の美しさに感動した」「故郷を思い出して、家族に会いたくなった」「それぞれの登場人物が踏み出す姿に勇気をもらった」「観終わった後、温かい涙が溢れ出た」など、絶賛する感想が続々と寄せられ、【ミニシアターランキング】では第1位(初週金土日の動員数 ※興行通信社調べ)にランクイン。手間暇かけて制作され、ひとつとして同じ柄のない津軽塗。そして何度も何度も塗り重ねる工程は、失敗を重ねながらも日々を生きる私たちの人生に寄り添っているかのよう。そんな「津軽塗」を描く本作に、多くの人が魅了されている。

 300年以上も変わることなく受け継がれてきた津軽塗だが、近年は若手職人を中心に、現代のニーズに合わせ、若い感性を活かし新たな可能性を広げる取り組みもされている。劇中でも主人公・美也子(堀田真由)は、廃校になった小学校のピアノに津軽塗を施すという新しいことに挑戦する。今回、「津軽塗をやっていくことは簡単じゃない」と言う津軽塗職人の父の反対を押し切りながらも、既成概念にとらわれない新しい津軽塗に挑戦した美也子の姿と、出来上がった鮮やかなピアノを嬉しそうに眺める兄・ユウ(坂東龍汰)とユウのパートナー・尚人(宮田俊哉)の姿を切り取った場面写真が解禁された。

©2023「バカ塗りの娘」製作委員会
©2023「バカ塗りの娘」製作委員会

 ピアノにはカラフルな津軽塗の模様が施され、その美しく丁寧な仕上がりに思わず見入ってしまうほど。劇中で使用された津軽塗のピアノは、現在、弘前市立博物館にて展示中(9/18まで)。

©2023「バカ塗りの娘」製作委員会

 また、劇中において美也子の塗った津軽塗のピアノがオランダで展示されることが決まり、これから世界中の人たちに「津軽塗」の魅力が伝わっていくことを期待させる希望溢れるラストになっているが、この映画『バカ塗り娘』自体も、青森から全国へと公開が広がり、海外映画祭が続々決定。今月オランダで行われる第18回カメラジャパン・フェスティバルへの出品に続き、9/28から開催される第42回バンクーバー国際映画祭 パノラマ部門への出品も決定した。劇中と同様に、世界へと羽ばたこうとしている本作に注目だ。

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 絶賛公開中

(オフィシャル素材提供)

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