イベント・舞台挨拶

『アンダーカレント』完成披露上映会舞台挨拶

🄫豊田徹也/講談社 🄫2023「アンダーカレント」製作委員会

 映画『アンダーカレント』(10⽉6⽇全国公開)の完成披露上映会が9⽉21⽇(木)に都内映画館で実施され、主演の真⽊よう⼦、共演の江⼝のりこ、そして今泉⼒哉監督が参加した。

 満員御礼で迎えたこの⽇。銭湯の⼥主⼈である主⼈公・かなえを演じた真⽊は、漫画オタクを公⾔し、原作もファンということもあり「漫画オタク的には、好きな漫画って実写化して欲しくない。覚悟をもって⼈がやるなら私がやる」と断⾔。「演じるにあたり、かなえちゃんを⾃分の中に⼊れようと原作をたくさん読み直しました。かなえちゃんの奥深くのコアな部分まで落ちていかなければいけない作業であり、それはシーン毎に忘れてはいけない作業。やりがいのある役でした」と熱演を報告。「これから観てもらえるのが楽しみでもあり怖くもある」と率直な感想を述べていた。

 ⼀⽅、かなえ(真⽊)と悟(永⼭瑛太)の同級⽣である菅野役の江⼝は「忙しくてまだ本編は観られていないけれど、映画館で予告編はたくさん観た。監督が今泉さんで主演がよう⼦ちゃんで、それだけでも⾯⽩そうだと思った。ますます観たい」と江⼝節で観客を笑わせた。今泉監督とは『愛がなんだ』(2019)以来の顔合わせということもあり「今泉さんとまた映画を作れるのは嬉しい。今泉さんは相変わらず、何も変わっていませんでした」と再会を喜んでいた。

 今泉監督は原作を映像化する上で「重さと深さ、悩みや孤独もあるけれど、物語にはコミカルな時間や穏やかな時間も流れている。その⾯⽩さをどう意識し、俳優部と作り上げていくか。キャスティングも真⽊さんと共演経験のある⽅で固めることで、この映画を作る前の真⽊さんとの関係性や時間も作品のプラスになればと思いました」と⼯夫を明かした。

 真⽊と江⼝は『パッチギ!』(2004)からの仲というが、江⼝について真⽊が「私は親友だと思っています」と打ち明けると、江⼝は「親友ではないです。昔から知っているだけで」と例のごとくポーカーフェイスで突き放す。真⽊が「『パッチギ!』の撮影の時に買い物とか⼀緒に⾏ったやん!」と訴えるも、江⼝は「だからと⾔って親友ではない!」と親しき仲ゆえの塩対応を⾒せ、笑いを誘った。
 ⼈を選ばぬ江⼝のサバサバした態度に⼤爆笑の真⽊は「今では売れに売れている感じの江⼝になってしまったけれど、今回私の主演作を⼿伝ってくれて、こんなにありがたいことはないです」と感謝し「私は江⼝のことが好きなので、撮影中に顔を⾒ると笑ってしまう。そこだけに気をつけて頑張りました」と嬉しそうに撮影を回想。江⼝も「久々の共演だったので邪魔しないようにと考えて、くだらない話もあえてしませんでした」と共演を振り返っていた。

 また真⽊は初タッグとなる今泉監督について「最初にお会いした時に、この⼈好きだなと思った。撮影中もぶつかることなく、また何かの機会があれば呼んでほしいと思うくらいでした」と好感触。今泉監督も「真⽊さんは撮影現場に台本と原作本の2冊を持ち込んでいて、常にかなえと向き合ってくれていた」と感⼼していた。

 表⾯の思想や感情と⽭盾する暗流という意味を持つ『アンダーカレント』。このタイトルの意味にちなんで江⼝と今泉監督が知る、真⽊の“アンダーカレント”に迫った。江⼝から「意外に優しい!」と⾔われた真⽊は「やったー!」と⼤喜び。江⼝は真⽊の素顔について「⺟親みたいな優しさをたまにくれるときがある。寒い時に⾃分の上着を貸してくれようとしたり、チョコレート⾷べる?と⾔ってくれたり。まあ、その2つだけですけど(笑)」と証⾔。今泉監督も「撮影中に追い込まれていたときに『⼤丈夫ですか?』と肩を揉んでくれた。その⼀つだけですけど」と同じく江⼝節で真⽊の“意外な優しさ”を明かしていた。

 最後に主演の真⽊は「私⾃⾝、この映画をやり終えたことで周りにいる⼤切な⼈との接し⽅が温かいものに変わりました。映画をご覧になった⽅もそんなふうに温かくなってくれればいいなと思います。楽しんでじっくりとご覧ください」と観客に呼びかけていた。

 登壇者:真⽊よう⼦、江⼝のりこ、今泉⼒哉監督
 MC:奥浜レイラ

公開表記

 配給:KADOKAWA
 2023年10月6日(金) 全国公開

 (オフィシャル素材提供)

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