思春期の恋愛と、父の死による喪失と再生を描いたクリストフ・オノレ監督の半自伝的な映画『Le lycéen』が、邦題を『Winter boy』として12月8日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となることが決定した。
この度、公開情報ならびにポスタービジュアル&場面写真が解禁となった。
永遠に忘れることのない、17歳の冬の出来事。
父の死、そして、はじめてのパリ。
年上の青年との出会いが、少年を光へと導く――。
冬のある夜、17歳のリュカは寄宿舎からアルプスの麓にある家に連れ戻される。父親が事故で急死したのだ。大きな悲しみと喪失感を抱えるリュカ。葬儀の後、はじめて訪れたパリで、兄の同居人で年上のアーティスト、リリオと出会う。優しいリリオにリュカは心惹かれるが、彼にはリュカに知られたくない秘密があった。そして、パリでの刺激的な日々が、リュカの心に新たな嵐を巻き起こす――。
26歳で作家デビューし自身のセクシュアリティをオープンに表現
俊英クリストフ・オノレ監督、自伝的な物語を映画化
「カイエ・デュ・シネマ」に映画評を寄稿し、その後映画監督となり、舞台の演出なども手掛ける多才なクリストフ・オノレ。自身のセクシャリティやパーソナリティを強い信念のもと真正面から表現し、観る者に勇気を与え続けている。
本作はオノレの少年時代を描いた自伝的な物語。愛する者の死に直面したとき、その苦しみをどう乗り越えていけばいいのか――どんな絶望の底にも差し込む希望の陽に、優しく心身を温められる感動作。
全フランスが恋におちた新星ポール・キルシェ主演作
世界的名優ジュリエット・ビノシュと共演
主人公リュカ役を演じた新星ポール・キルシェは、“新たなスター誕生”とメディアからも絶賛され、第70回サン・セバスティアン国際映画祭主演男優賞を受賞。名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の『トリコロール/赤の愛』で鮮烈な輝きを放ったイレーヌ・ジャコブを母に持つ。リュカの母親役には『トリコロール/青の愛』『真実』などの名優ジュリエット・ビノシュ。息子を支える母親を熱演した。
公開表記
配給:セテラ・インターナショナル
12月8日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)