イベント・舞台挨拶

『OUT』特別上映会 in 大阪

Ⓒ2023『OUT』製作委員会

 累計発行部数650万部を突破するヤンキー漫画「OUT」(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)が待望の実写映画化!
 映画『OUT』の公開を前に大阪にてキャスト・監督舞台挨拶付き特別上映会が開催された。舞台挨拶には、主人公・井口達也役の倉 悠貴、副総長・安倍要役の⽔上恒司、そして、熱きヤンキーたちの戦いを圧倒的な熱量で描き切った品川ヒロシ監督も登壇。本作を心待ちにしている大阪のファンを前にしての心境や、過激なアクションシーンも目白押しとなった撮影現場の裏話など、ここでしか聞けないエピソードが満載だった。

 大阪では初のお披露目となった今回の特別上映会。上映終了後の舞台挨拶に主人公・井口達也役を演じた俳優・倉 悠貴、「斬人」副総長・安倍要役の水上恒司、そして熱きヤンキーたちの戦いを圧倒的な熱量で描き切った品川ヒロシ監督の三名が登壇した。

 まずは緊張した様子の倉から一言挨拶、倉が「映画はいかがでしたか?」と問いかけると会場からは大きな拍手が湧き上がった。劇中で披露した金髪&髭をたくわえたイカツイ姿とは対照的に爽やかな黒髪短髪で登場した水上は「緊張している倉くんの横にいると緊張がほぐれます」と一言。さらに品川ヒロシ監督は「JO1の品川です」と掴みのボケをかまし、ボケとツッコミが交錯する終始笑いの絶えない温かい舞台挨拶となった。

 今回が初共演という倉と水上はともに1999年生まれの同い年。初対面の時は倉に対し低姿勢だった水上だったが「どんどん僕に対する態度がおかしくなっていって、ホントに嫌われてるんじゃないかなって心配になるくらい。ちょっと怖いです……」といきなりの告白。

 対する水上は「撮影中は達也と要の関係性を演じていくにあたってヒントになったらいいと思って、心地よくいじめてました」と発言。

 「取材では“嫌いです”と言ってます。でも、嫌い嫌いも好きなうちと言いますから……」と倉が言うと、監督が横から「倉がいないところでは倉のことをすごい褒めてる」と証言、倉の嬉しそうな表情に、劇中さながら反目し合いながらも絆を深める倉と水上の凸凹コンビの絆と水上のツンデレキャラクターが明らかになった。

 ハードなアクションが見どころの本作。先日劇中で水上が披露している上半身裸の肉体美がネット上でも大きな話題となったが、トークでは肉体作りの舞台裏も明かされた。準備期間から「品川監督が毎日のようにジムに連れて行ってくれて、メニューを組んでくれた」と倉。撮影期間中は倉と水上だけではなく、斬人総長を演じた醍醐虎汰朗や敵対する組織「爆羅漢」のメンバーなども加わり全員同じジムで体を作ったという。水上は「みんなで声を出しながら鍛えていて異様な光景でした(笑)」と振り返りつつ、「今は5kgくらい落ちましたが、僕は野球で一度体を大きくした経験があったので。倉くんは初めてだから大変だったのでは。落ち込む彼を横目に優越感にひたってました(笑)」と話す。品川監督は「誰がどう見てもパンチが当たってる、蹴りが当たっているように見えるように撮るかという点にこだわって撮影した。あんまり細かい撮影方法は言えないけど、“痛さ”をリアルに撮る方法をみんなで一所懸命考えて開発した」と単なるアクションでは終わらせない撮影へのこだわりを明かした。

 さらに話題は大阪のことへ。大阪出身の倉は大阪弁でのトークを促されるものの「難しいです……」と恥じらいを見せ、放送中のNHK連続ドラマ小説「ブギウギ」を大阪で撮影中の水上は「あんまり大阪観光したことなくて、今日ここに来る時に初めてグリコを見ました!」と興奮を隠せない様子。品川監督が「僕の映画は大阪の人や九州の人がよく見てくれるんです。ヤンキーが多いから(笑)。だから大阪はいつも良い印象です」と語ると、倉が「ありがとうございます!」と答え、「大阪を代表して!?」と監督から、水上からは「大阪弁しゃべれへんのに!?」と現在絶賛勉強中だという大阪弁でツッコミが入った。

 いよいよこの夜に控えた阪神VSオリックスの日本シリーズ第6戦について問われると、「大阪でも阪神派とオリックス派に分かれるんです。でも、どっちが勝っても大阪的にはハッピー。電化製品がめっちゃ安くなるので(笑)」と語る倉に、「(“狂犬”と恐れられる)劇中の役柄と全然違うじゃん!!」と水上&監督から厳しいツッコミが入った。

 終始和やかな雰囲気で展開したトークだったが、撮影時の現場の雰囲気を問われ、倉が「良い緊張感はありつつ、部活みたいな感じでした。みんな同世代の俳優でお互いアイツには負けたくないということを思いながらやってました」と語ると、監督も「みんなアクション・シーンも自分がカッコよく映りたいという気持ちは絶対あって、ライバル心もあり、友情もあるし、という感じで劇中さながらの現場でした」と語った。

 最後の挨拶では、倉が「続編も出来るくらい面白い映画」と熱弁、水上は「皆さん焼肉食べたいでしょう??? ぜひ今日は焼肉を食べて帰ってほしい」と本作の焼肉映画としての側面をPR、品川監督は「要所要所で冗談ぽく言っている台詞があとで絡んできたり、何回も見直すことで気がつくところがたくさんある作品。原作漫画に紐づいた伏線も張ってるので、マンガも一緒に楽しみつつ、何度も観てもらえたら嬉しい」とそれぞれに本作の魅力をアピールした。

 登壇者:倉 悠貴、水上恒司、品川ヒロシ監督

公開表記

 配給:KADOKAWA
 11月17日(金) 全国劇場公開

(オフィシャル素材提供)

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