イベント・舞台挨拶

『隣人X 疑惑の彼女』完成披露舞台挨拶

©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社

 映画『隣人X 疑惑の彼女』の完成披露舞台挨拶が都内で行われ、キャストの上野樹里、林 遣都とメガホンを取った監督が登壇して作品についてクロストークを繰り広げた。

 本作は、「第14回小説現代長編新人賞」を受賞したパリュスあや子の同名小説『隣人X』が原作。人間の姿をして社会に紛れる“惑星難民X”があふれる世界を舞台に、週刊誌記者の笹憲太郎(林)とX疑惑のかかった柏木良子(上野)を中心に、ストーリーが展開する予測不能なラストが待ち受ける異色のミステリー・ロマンス。

 7年ぶりの映画主演となった上野は、真っ赤なドレス姿で華やかに登場。「懐かしい光景です。こんな大きな映画館でたくさんの方に来ていただいて、久しぶりの舞台挨拶で、幸せな気持ちでいます」と笑顔で挨拶。

 上野と林は今作で初共演。お互いの印象について聞かれると、週刊誌の記者・笹憲太郎役を演じた林は、「お会いした初日から作品や役への取り組み方がかっこよくて、“この人とご一緒にできるのは楽しみだな”という印象でした。心から尊敬しています」と上野を絶賛。さらに、「樹里さんの魅力についてなら1時間くらいは話せますよ!」と続けて、上野を喜ばせた。

 一方、主演の柏木良子役を演じた上野も「リハーサルの時に、何もない部屋なのに、情景が見えてくるような身体表現力がすごい。リハの動きを見て、ものすごく安心感がありましたし、2人のコントラストもエッジが効いていて、しっとりとした映画なんですけど、楽しんで観ていただけるものになるなと確信しました」と、林の演技力を称賛。

 「お互いの意外な一面については?」という質問に、上野が「真面目だけど、いい意味で、不良性がある」と回答すると、林は心当たりがあるのか、うなづきながら、上野について「樹里さんは考え方や私生活がしっかりしていて参考になるなと。そういうことが全部お芝居や言葉とかに現れている気がします。先生のような感じで、言葉に重みがあって、得るものばかり。撮影現場では人生相談みたいになっていました。撮影は、オールロケだったんですけど、ご飯も自分で作ってこられて、常備食もあって、私生活からしっかりされているのが言葉とかお芝居とかに表れている感じがして、先生っていうか、言葉に重みがあって、尊敬しています」と感心仕切り。

 2人をキャスティングした熊澤監督は上野とは『虹の女神/Rainbow Song』、林とは『ダイブ!!』以来のタッグ。映画化に当たって、キャスティングは「演技力の高い俳優という前提があった」と話してから、「遣都は大人っぽく見せるためもあって、ひげが似合うかなと思った。ひげを生やした林 遣都はかっこいい!という狙いがありました」と話すと、上野も「私もそれ思いました!」と同調。「すごく色っぽい。劇中でちょっとドキドキするシーンもあったりするので、遣都くんのファンの方も、良子の気持ちになって楽しんでいただければ……」と満面の笑みで語った。

 さらに、熊澤監督は、「主演は上野樹里じゃないと成立しない」と思い、書き始めた脚本をすぐに上野に送って、その後は2人で何時間もの話し合いや何度もの長電話で脚本の修正をしながら「上野さんのアイデアも昇華させながら、台本を書き直す作業をしました」と話し、2年をかけ、こだわりながら仕上げていったと説明した。

 また、熊澤監督から初期の脚本をもらった上野は「『隣人X』というタイトルにも惹かれました。得体のしれないワードでタイトルが気になりました。それと、良子はミステリアスな女性ですね」と話し、出演を決意した経緯を話した。

 そんな、熊澤監督と上野のやり取りを聞いていた林は、「僕との顔合わせの日も8時間ぐらいリハが続いて、みんなで食事に行く予定が中止になりましたよね(苦笑)。実は僕も役づくりのためなら、芝居に対して、突き詰めたいことがあれば翌日まで掛かってもいい。それを実行している方に初めてお会いして感動しました」と上野に共感を示した。

 最後に上野は、「今伝えるべき作品だと思いました。世の中の見方を、ちょっと尺度を変えて見てもいいのかなって……。楽しんで観ていってください」と客席に呼び掛けた。

 登壇者:上野樹里、林 遣都、熊澤尚人監督

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 12月1日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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