インタビュー

『DOGMAN ドッグマン』ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ インタビュー

© Photo: Shanna Besson – 2023 – LBP – EuropaCorp – TF1 Films Production – All Rights Reserved.

 『レオン』のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て脚本・監督を務め、2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットでお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年、第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門での上映では「リュック・ベッソン監督、完全復活!」「ベッソンの最高傑作!」と大絶賛の嵐を巻き起こしたバイオレンス・アクション映画『DOGMAN』(原題)が『DOGMAN ドッグマン』の邦題にて24年3月8日(金)より全国公開!

 この度、出演作とがりすぎ俳優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズのインタビューが到着した。

 『DOGMAN ドッグマン』で主人公ダグラスを演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。車いす生活のなか、犬だけが心の拠り所という主人公だが、ケイレブはそんな難役でも説得力を持たせることができる実力を兼ね備えた稀有な俳優だ。それもそのはず、17歳の時『ノーカントリー』でデビューし、初主演作は他人のウイルスを自らに注射し闇市場に横流す近未来SFスリラー『アンチヴァイラル』、『DOGMAN~』の前作では実際に起きた無差別銃乱射殺人事件を犯人視点で描いた『二トラム/NITRAM』に主演し第74回カンヌ国際映画祭男優賞受賞を果たしている。実力もさることながら、作品審美眼も兼ね備えたケイレブのインタビューが到着!
 出演した決め手について聞くと「リュック・ベッソン監督の作品は十代の頃に観ていたけど、彼とはとほとんど接点がなかった。だから僕にはチャンスはないと思っていたよ。ただ脚本を読んで、絶好のチャンスだと確信していた」と話すケイレブ。謙遜するケイレブについて監督は「彼が初めてウィッグを被った時、自身の様子を確認していた。ダグラスを思い浮かべながら役作りを早くも始めていた」と振り返り、その役への没入度合いに信頼を寄せていたそうだ。曰く「ほとんど知らなった」リュック・ベッソン監督については「初めてカフェで会った時、気に入ってもらえなかったかも……?と感じたんだ(笑)。でも脚本を送ってくれて、再度会うことになって、リュックは「どう思う?やりたい?」と聞いてくれた。僕はもちろん出演したかったけど、リアルに犬が出演するのかを確認した上で快諾したんだ。最初は少し距離を感じたけど、今ではハグをするほど仲良くなれた」関係性を築き、最高のコラボレーションとなった様子だ。監督も「1年ケイレブと過ごし、互いが心地よく尊敬し合える関係を目指した」とコメントしている。
 監督には「今この瞬間に集中し、一日一日を大切にしなさい」とアドバイスをもらったそうだ。「アドバイスのおかげで最も緊張していたシーンも最大限集中して取り組めたと思う。撮影が始まると、リュックは僕が準備万端だと気づいてくれたんだ。すでに撮影していたものすべてが僕の演技に活かされ、シンクロしているとしか言いようが無い感覚があったよ」と回想する。また「リュックはリアルタイムでキャラクターの成長に沿って撮影をするよう計画してくれていたんだ。映画によっては常にジェット・コースターに乗せられているような状態が続く。でもリュックは最後まで気を抜かないよう、とても合理的な撮影を計画してくれた」と付け加え、監督との信頼関係を感じさせるエピソードを披露。
 最後に撮影中印象に残ったエピソードを聞くと「リュックからの要求はとても厳しいんだ! スタッフの誰もが彼の描いたビジョンを実現しようと協力する、意欲的な現場だった。時間を共にするほど、シーンの流れや準備の重要性、日々のリズムなど足並みがそろっていくのを感じた。撮影3週目か4週目には、今まで見たこともない結束力と集中力が生まれていた。すべてが迅速で、臨機応変に対応しなければいけなかったけど、リュックが描く高い目標に向け全員がベストを尽くしていたよ!」と話している。

公開表記

 配給:クロックワークス
 2024年3月8日(金) 新宿バルト9ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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