イベント・舞台挨拶

深夜の池袋騒然!『結婚の報告』熱狂の舞台挨拶

Ⓒ映画『結婚の報告』製作委員会

 登壇者:高橋里央、岡本智礼、市原朋彦、今村美乃、山田かな、古賀勇希、石井建太郎、井星 景、神吉春果、久保健太、七海遼平、阪本武仁監督

 阪本武仁監督『結婚の報告』が池袋シネマ・ロサにて5月31日(土)より二週間限定公開。『カメラを止めるな!』や昨年大きな話題を呼んだ『侍タイムスリッパー』など、意欲的で爆発力のあるインディペンデント映画を積極的に取り上げる池袋シネマ・ロサの次なるパワープッシュ作品となる。

 結婚することになった! 相手は……長年の親友に打ち明けるつもりがどうしてこうなった!? 親友の母と結婚することになった男が、言い出せないうちに意外な人間関係や秘めた感情が露わになり、事態は想像を超えた展開へ……関西を拠点に活動する中野劇団の同名傑作戯曲の映画化となる。
 「結婚の報告」は2015年11月に初演を迎えて以降再演を重ねてきた人気演目。今回の映画化にあたっても、中野劇団主宰の中野 守が脚本を務める。30分ほどの短編演劇で、映画も短編として制作予定だったが、最終的に68分の作品に仕上がった。監督は前作『レンタル×ファミリー』が国内外で注目を集めた阪本武仁。
 この度、主演の敦也役の高橋里央、親友・田村役の岡本智礼。報告の場に偶然居合わせる男・槇島役の市原朋彦、田村のいとこでもある尚実役の今村美乃はじめ、キャスト・監督総勢12名による初日舞台挨拶を行った。

 チケット発売となるやいなや、即売り切れ。公開から3日間のチケットは5/31時点ですでに完売のロケット・スタートとなった『結婚の報告』の初日舞台挨拶が5月31日(土)池袋シネマ・ロサにて行われ、深夜の池袋は熱狂の渦となった。

 映画の余韻さめやらぬままの熱気漂う客席を目の前にしたキャスト・監督は皆感無量の表情。
 脚本を読んだ時の感想を聞かれた高橋は「熱量がすごいな!めちゃくちゃ面白いな!と思ったんですよ。で、読んでいくうちに『あれ? 場所変わらないな?……あれ? 僕ずっといる!?』みたいな……」と振り返ると場内からも笑いが。それもそのはず、バーの中のワン・シュチュエーションで展開するため高橋はほぼ出ずっぱりで作品を引っ張る。一気に現実に引き戻されて不安になったと語った高橋だが、岡本、市原、今村らと自主的に練習を重ねたのだという。「皆さんに支えられながら、監督にもアドバイスをもらいながら、何とか楽しく演じることができました。みんなで作り上げたという実感を持ってやれた映画です」と共演者や監督に感謝を述べた。

 撮影期間は「映画って2日で撮れるんですね(笑)」(市原)と語る通りだが、撮影場所を提供してくれたバーの都合上「2日間で計16時間くらい」(今村)だったのだという。「時間を無駄にできなかった。長回しで撮っていたので、同じことができないんですよ。そこが難しかったですよね」(高橋)「多分思い出を美化していなければ……ほぼ一発撮りでしたよね」(市原)「ほぼファーストテイクを使っています」(阪本監督)と驚きの舞台裏を明かした。

 1000人以上のオーディションで選ばれた選りすぐりのキャストたちだけあって、「時間ないくせに、みんな稽古でやったことをやりたくないみたいな俳優の性が出てきて、初めての発言とかアドリブが勝手に口から出てきた」(市原)、「スクワットも台本になかった」(岡本)「、常にアンテナを張って、キャッチボールの連続のような撮影でした。何のための事前練習だったんですかね〜」と高橋がとぼけて語ると場内からも一際大きな笑いが起こった。

 主要キャスト4名の会話で68分を引っ張っていくわけだが、バーの店員・客にも細かい設定が与えられていたそうで、バーの店長を演じた古賀は実際にずっとドリンクを作って提供していたというエピソードを語ってくれた。また、客同士でも会社の同僚男性2人組で2人組の女性客をナンパするなどのリアルな設定で演じ続けているのだという。

 そういった細かい点を「もう一回観てもらって、注目してほしいなと思います」と語った店員役の山田の一言から、“2回目観る時はここに注目してほしいポイント”を問われると、高橋は「顔、表情ですね。今回のお芝居は受けが多かったんですよ。敦也から発信というよりは田村にいろいろ言われて“どうしようかな、どうしようかな……”と1時間悩んでる。ボケとツッコミみたいにするともったいないなと思っていたので、あくまで本当に悩んでいる流れを表情で見ていただけたら」とアピール。また、岡本は「敦也の酒をもらいにいくところで、僕、自分のではなくて敦也の酒を飲んじゃってるんですよ。あれはお芝居じゃなくて本当に間違えました(笑)」と笑いを誘った。市原は「尚実とバーを出て行った後、一度忘れ物をして戻ってくるんですが、その時僕、すっごい服が乱れてるんですよね……、“そういうこと”があったんだな、的な(笑)」と匂わせ。今村は「最後自分の本当の気持ちを伝えるシーンがあるんですけど、だから最初の話を聞く・寄り添うモードだったんだなと分かってもらえると思います。“いい女だな”と思ってもらえるかな(笑)」と笑顔で語った。

 最後に阪本監督は改めて満員の客席を前に、「皆さん本当にありがとうございます。もう本当に光栄です。無茶苦茶幸せです」と満面の笑みを見せた。

 『結婚の報告』は5月31日より池袋シネマ・ロサにて2週間限定公開中。

公開表記

 配給:Team 結婚の報告
 5月31日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開

(オフィシャル素材提供)

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