記者会見

科学と事実に基づく《驚愕》のドキュメンタリー『ヒポクラテスの盲点』日本記者クラブ試写会

©「ヒポクラテスの盲点」製作委員会

 登壇者:大西 隼監督

 新型コロナワクチン。それは、国が推奨した“救世主”のはずだった――。あの時「喧伝」されたことは正しかったのか? 大手メディアではほとんど報道されない新型コロナワクチン後遺症の影響を多角的な視点で描く、科学と事実に基づく《驚愕》のドキュメンタリー『ヒポクラテスの盲点』。
 公開を記念し、9月29日(月)に日本記者クラブにて大西隼監督が登壇し試写会を実施した。

 新型コロナウイルス蔓延という未曽有の危機を経て国の感染症対策は変化を重ねた。しかし、今なおくすぶり続けている問題が、従来のワクチンとは根本的に異なる新技術で開発された新型コロナワクチン(mRNA遺伝子製剤)による後遺症被害だ。当初からその安全性を不安視する声もあったが、多くの国では2~3回接種までが主流である中、日本ではその安全性に「重大な懸念はない」として、一度も中断することなく7回目のブースター接種まで推奨が続けられた。

 続出した新型コロナワクチンの後遺症に苦しむ患者や、接種直後に死亡した方の遺族の悲痛な声を聞き、真実を究明しようとしている医師たちがいた。「新型コロナワクチンとは何だったのか」を明るみにするために、同志の専門家らとともにあらゆる角度からデータを精査、調査を開始し、国内外の学会発表や論文のデータベース化、コロナワクチン後遺症の治療法や検査法の開発を行うワクチン問題研究会を2023年9月に発足した。新型コロナワクチンは、コロナ禍での「救世主」と目されたことは事実だろう。しかし、ワクチン接種によって感染者は減るどころか増えたというデータさえもある。なぜ日本人はワクチンを打ち続けたのか? 現在においても公に検証がされないのはいったい何故だろうか? そこには、医学の盲点や限界のみならず、不都合な現実から目を逸らせるためのデータのトリック、アカデミアやメディアの政府に対する忖度など、⽇本社会のさまざまな問題が集約されていた……。

 大西監督は、本作を製作することとなった経緯について、「私自身、三回接種しました。さらに、テレビマンユニオンで当時職域接種の推進役を担いました。接種当時は、ワクチンを強く疑うことはなく、大学院まで生命科学を勉強していたので少し論文を読んだり、知識があったり考えたりすることはできていたけど、正しく解釈するということはできていなかったと、当時を振り返ると思います。1ミリくらい、“これは本当に安全なんだろうか”、“どれほどの有効性があるのだろうか”という部分は、自分の中にずっとありました。アフターコロナになり、経済活動が再開されて、公私共に忙しくなり忘れていましたが、2023年の春頃、少し時間ができ、YouTubeやXを見ることで、ワクチンによる後遺症の被害や死亡例を知りました。そして福島先生のサンテレビの取材映像を見つけ、大手メディアでは取り上げられていない事実を見て、ワクチンはポジティブなところがあった反面、3・4回目の接種を進めたことはネガティブであったということをきちんと知りたかったし、福島先生方が何に憤りを感じているのか、何を根拠にしているのか知りたくなって企画として進めました」とした。

 ワクチンを推進してきた医学者や厚生労働省にも取材申し込みをし、全部断られたのかという質問に対しては、「学会にも専門家にもたくさん断られてきました。ほぼ1人で進めてきたので、全員にオファーするというのは現実的に無理でした。対面まで行けた方もいるが、映像がハードルとなり、本作への出演などは叶わなかったです」と答えた。

 菅官房長官、岸田首相、河野大臣など、ワクチンを進めてきた政治家を取り上げているが、文化庁の助成金などは取り消しにならないのかという指摘に対しては「文化庁が映画製作にお金を出してくださっているというのは、申請書に推進派や後遺症の家族にも取材したい、研究のプロセスを追いたいと書いたので、この件は表現の自由の問題であって、科学的にワクチンが正しいか悪いか主張する映画ではないと判断したのだと思います。一人の制作者がある動機の元に、何かを知りたい、伝えたいと思っていることに問題がないと思ってくださったということだと思います」と表現の自由について触れながら答えた。

 チラシに、大手メディアがほとんど報道しないと書いてあり、映画の中で、ワクチンについて否定的な書き込みをすると消されてしまうということがあったが、作る過程で、メディアの関係者に話を聞くなど検討したかという問いに対しては、「僕自身、職域接種を担当した経験もありますし、偉そうに追求することができる立場ではないというのはあります。ただ、問題を知ってから、メディアでも報道されるチャンスがあったのに、いろんな段階で無くなっていったことを知ると、必ず各メディア内において、明確な検証が必要であると思います」とした。

 最後に、実際にコロナワクチンを接種してからわずか15分後に症状が出て、それから何年も体調を崩されているというコロナワクチン被害者の方より、声を詰まらせながら質問が飛んだ。何度も感情が高ぶり、観ている途中にも動悸が収まらなかったが本当に観てよかったと語り、死亡者や被害者が出ているのに、重大な懸念はないと国が主張している件に対してどのように思うかを問われると、「ワクチンを接種して後遺症が出るという現実、頻度は稀かもしれないけど確実に起こってるというのが、ワクチンの一つの側面だと思っています。頻度は稀だから多くの人が忘れたり気にも留めないのかもしれないけれど、自分がもしその立場になったらということを考えたら、ワクチン後遺症というものは、無かったことにできないと社会に生きる1人として思います」と熱く語った。

©「ヒポクラテスの盲点」製作委員会
公開表記

 制作・配給:テレビマンユニオン
 10/10(金) 新宿ピカデリーほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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