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『ドールハウス』第27回上海国際映画祭 レッドカーペット・クロージングセレモニー・舞台挨拶

 登壇者:長澤まさみ、矢口史靖監督

 1993年に始まり、中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の映画祭として開催されている上海国際映画祭。毎年6月に行われ、10日間の会期中に国内外の約500作品を上映。世界中の映画ファンから人気を博し、注目されている映画祭の1つだ。
 そんな上海国際映画祭に『ドールハウス』が招待され、本作の主演・長澤まさみと矢口監督が本映画祭に参加した!

 映画祭のクロージング・レッドカーペットに登場した長澤まさみと矢口史靖監督、そして本作に登場する謎の人形“アヤちゃん”! 黒いグラデーションのロングドレスを身に纏った長澤まさみは、アヤちゃんの人形と手をつなぎ、レッドカーペットを華々しく闊歩した。司会者に呼び止められ、挨拶を求められた長澤は「大家好、我很高兴来到上海。(皆さん、こんにちは、上海に来るのが楽しみでした!)」と中国語で挨拶し、司会と報道陣を魅了。さらに司会に教えられながら「到上海看电影!(上海で映画を観ましょう!)」と上海語の挨拶にも挑戦した。

 クロージング・レッドカーペットの後には、上海国際映画祭のクロージング・セレモニーが行われ、長澤まさみは栄えある「最優秀女優賞」のプレゼンターを、中国を代表する女優・咏梅(ヨンメイ)と共に務めた。

 咏梅(ヨンメイ)は第69回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を獲得したことのある大女優。プレゼンターである2人がステージに登場すると会場中から歓声が上がった。ステージ上で咏梅に「女優として、一番難しい役は何だと思いますか?」と質問されると、「まだ誰も演じたことのない、息の吹き込まれていない役を演じるということは、いつも難しいことだなと思っています。でもその難しさを乗り越えた先に幸せが待っている、そんなふうに思っています」と答え、咏梅も「とても共感します」と微笑みながら答えた。

 そして最優秀女優賞を獲得した中国の女優・万茜(ワン・チエン)にトロフィーを渡し、長澤まさみと万茜は笑顔で抱き合った。

 そしてその夜、『ドールハウス』の上映会を、中国最古の大型映画館の一つとして上海の誰もが知る有名劇場「上海大光明電影院(上海グランドシアター)」で開催! 会場の客席チケットは完売。上映中、何度も大きな悲鳴声や笑い声が客席から巻き起こった。上映後の舞台挨拶に長澤まさみと矢口史靖監督が登場! 長澤まさみは上海でも絶大な人気を誇り、作品終了直後の観客の興奮と相まって、本作の登場時には割れんばかりの歓声が会場中に鳴り響いた。舞台挨拶の冒頭で長澤は中国語で挨拶し、観客たちは大いに沸き立ち、矢口史靖監督も負けじと中国語で挨拶し、会場を盛り上げた。

 観客との質疑応答の場面では多くの観客が質問しようと挙手をし、熱い質問が相次いだ。初めての怖い映画への出演について聞かれた長澤まさみは「怖い映画はそんなに見たことが無くて、見てみたいな、気になるな、とずっと思っていました。この作品に出演するのをきっかけに、すごく興味が湧いた、そんなジャンルです」と回答。

 また、アヤちゃんの設計のインスピレーションについて熱心なファンから尋ねられた矢口監督は「人形が怖い映画、動き出すと怖くなくなってしまう気がしたので、人形が動くところは見せないようにしました。そしてCGも使わないようして作りました」と製作秘話を披露。さらに、「続編を作り辛くなる描き方はしなかったです(笑)」と冗談めいて話すと、続編を期待する観客から大きな歓声が上がった!

© 2025 TOHO CO.,LTD.

 そして怖い映画に挑戦されたことで何か新しい発見はありましたか、という質問に対して長澤まさみは「毛穴から、体の中から、すべての声が出るような叫びを出すシーンは初めてでした。悪いものが全部出たような、スッキリした気持ちになりました(笑)」と話した。

© 2025 TOHO CO.,LTD.

 最後の締めの挨拶で長澤まさみは「たくさんのお客さんが今日来てくださったことを嬉しく思います。この映画を楽しんでくださった皆さんの生の声が聞けたこと、大変いい経験になりました。日本では今、映画が公開されています。これからもたくさんの人に観ていただけたらなと思っています。今日は素敵な場を作って下さりありがとうございました」と笑顔で話し、舞台挨拶は惜しまれつつ終了。

 上海国際映画祭終了後、長澤まさみは「お客さんが本当に情熱的で、映画が好きなんだ、という気持ちを体いっぱいで伝えてくれて、良い場所に来られたなという気持ちでいっぱいです。撮影してる時は想像できていませんでしたが、こうやって映画がたくさんの人に親しまれて、愛されているということを実感できて、神様からプレゼントをもらったような、そんな嬉しさがこみあげています」とコメント。矢口監督は「実は上映会を一緒に観ていて、絶叫と同じくらい爆笑がありました。上海が一番熱狂的だったと思います」と嬉しそうにコメントし、熱狂の余韻が残る会場を後にした。

© 2025 TOHO CO.,LTD.
公開表記

 配給:東宝
 全国の映画館で大ヒット上映中!

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