
“家族”とは、もっともおぞましい呪いだった。
実の親を探すエドとその恋人ライリーはニューヨークからポルトガル北部の山奥へと旅立つ。壮麗な山間の屋敷にたどり着いたエドは、生き別れた母アメリアと双子の兄マヌエルとの再会を果たすが、血の繋がりを超えた“おぞましい真実”とその土地の“忌まわしき過去”に直面することになる……。
『アメリアの息子たち(原題:Amelia’s Children)』は、第71回カンヌ国際映画祭で国際批評家週間グランプリを受賞した奇想天外なファンタジー『ディアマンティーノ 未知との遭遇』が日本公開された、彫刻家・造形作家などマルチな才能を持つガブリエル・アブランドスによる長編最新作。
宗教・政治・ジェンダーといったテーマを横断し、監督初のホラー映画への挑戦となった本作は、2013年にアンディ・ムスキエティ、2015年にデヴィッド・ロバート・ミッチェル、2021年にブランドン・クローネンバーグなど数多くのホラー映画作家を輩出してきたフランス・ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭で見事グランプリを受賞。数多くのホラー映画祭で観客を阿鼻叫喚の地獄へと叩き落としたマザコン・ホラーが、ついに日本伝来。
この度、映画『アメリアの息子たち』の2025年10月25日(土) 渋谷シアター・イメージフォーラムでの公開が決定。公開決定を記念し、本作が醸し出す悍ましさと妖艶さが伝わってくるポスタービジュアルと場面写真が解禁。さらに人気怪談師の夜馬裕、牛抱せん夏の推薦コメントが到着した。












聴く者の心にじっとりと残る《厭な怪談》を得意とする怪談師にして、長澤まさみ主演ホラー映画『ドールハウス』のノベライズ執筆、自著『厭談夜話』のコミカライズ化など注目を浴び続ける夜馬と、女優という経歴ゆえの卓越した物語・人物描写が高く評価され「誰もが怖がり、楽しめる怪談」を追求し続ける牛抱。エンタメ・ホラーの最前線で活躍する《怖がらせるプロ》である二人の推薦コメントは、いずれも読む者に『アメリアの息子たち』への関心を惹かせる、魅惑的な言葉で綴られている。
推薦コメント
夜馬裕(怪談師・作家)
異国の地、深い森、古い洋館、奇妙な家族。
始めから終わりまで、絡みつくような、息詰まるような不穏さが漂い続ける。
血のつながりこそ、何よりも強い呪い。
ようこそ、嫌悪と倒錯のおぞましき世界へ!
牛抱せん夏(怪談師・女優)
誘拐事件が発端だと思ったらとんでもない。
冒頭部分に重要な演出があるのでしっかりと目に焼き付けて鑑賞してほしい。
自身の「美」のためなら恐ろしい手段を厭わないアメリア。日本のむかし話『山姥』を彷彿とさせる作品。
しかし、アメリアの「いつまでも若く美しくありたい」という気持ちが痛いほど分かる……
あれっ? もしかしてすでに彼女に取り込まれている!?
公開表記
配給:Cinemago
2025年10月25日(土) 渋谷シアター・イメージフォーラムで劇場公開!
(オフィシャル素材提供)