イベント・舞台挨拶

『トリツカレ男』プレミア上映会

©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会

 登壇者:佐野晶哉(Aぇ! group)、上白石萌歌、柿澤勇人、Awesome City Club(主題歌)

 長年多くのファンから愛されている、いしいしんじによる小説『トリツカレ男』(新潮文庫刊)がついに映画化! 原作小説を元に、ミュージカル・アニメーションの映画 『トリツカレ男』 が11月7日(金)に全国公開。映画の完成を記念して、9月30日(火)にプレミア上映会が開催され、アニメーションに命を吹き込んだキャスト陣、主人公ジュゼッペ役の佐野晶哉(Aぇ! group)、ジュゼッペが想いを寄せるヒロイン・ペチカ役の上白石萌歌、ジュゼッペの頼れる相棒ハツカネズミ・シエロ役の柿澤勇人、本作の主題歌を担当したAwesome City Clubが登壇した。

 開演後舞台の幕が上がるとAwesome City Clubがオープニングパフォーマンスで主題歌の「ファンファーレ」を披露。

 大迫力の演奏に客席は盛り上がり、演奏後、興奮冷めやらぬ中、客席中央の通路から、声優を担当する佐野晶哉、上白石萌歌、柿澤勇人が登場。大歓声の客席に手を振りながら入場し、壇上で全員が勢揃い! Awesome City Clubの演奏について佐野は「最高のオープニングをありがとうございます!」と喜びの表情を見せ、これから鑑賞する観客に向け、「この映画に“トリツカレ”る準備はできていますか?」と問いかけると拍手喝采で会場がさらに温かい雰囲気に包まれた。上白石は、Awesome City Clubの演奏に感謝の気持ちを述べ、「(演奏を聴いて)登壇する前から胸がポカポカと弾んで今日が特別になるなという予感がしました!」と満面の笑みで語った。Awesome City Clubは「本当に気持ちよく歌わせてもらいました」と笑みをこぼした。

 この度、世界最速上映となるプレミア上映会で、佐野は「やっと皆さんに届けられることが本当に幸せ。日本中から愛される作品の第一歩に僕も登壇できてとても幸せです」と語り、初上映となる緊張について問われると「もう、自信しかないので嬉しい100です!」と胸を張って答えた。上白石は「観た後、空や雲が美しく見えて、心を洗濯するような作品に仕上がっており、温かい気持ちになっていただけると思います」とアピールした。柿澤は「誰かが誰かのことを常に思っている、そして常に誰かの幸せを願いながら走り続けているキャラクターしか出てこないので、観終えた後温かい何かが皆様の心の中に届くと信じております」とまっすぐに答えた。主題歌「ファンファーレ」を披露したAwesome City Clubのatagiは「これでようやく幕が切れたとホッとしました」、PORINは「目の前にいる方にまっすぐ届いてほしいと思って歌いました。このような環境で歌わせてもらえてとてもうれしい」、モリシーは「皆様の顔がとてもよく見えていました。楽しんでいただけたかな?」と話し、会場中が拍手に包まれた。

 自身が演じたキャラクターについて、主人公・ジュゼッペを演じた佐野は「めちゃくちゃ可愛くて魅力的なキャラクターなのでどんな声を乗せるか迷いました。何テイクもレコーディングを重ねて、やっと自分や音響監督、スタッフ皆さんが納得し、とてもよかった!と拍手をもらったら、監督から“いまのはジュゼッペじゃないね”と言われて……、監督の頭の中のジュゼッペを探しに行くような旅でめっちゃ楽しいアフレコでした!」とレコーディング時の思い出を振り返りつつ、ジュゼッペについては「いろいろなことに夢中になって夢中になったことを忘れてまた次のことに夢中になって、ペチカと出会って初めて恋をして、こんなに好奇心が広くていろんな事を好きになれる人の人生は華やかだし、こういうふうに生きられたら僕も幸せだなと思いながら声を入れていました」とジュゼッペの魅力について熱く語った。

 上白石は自身が演じたペチカについて「初めて絵コンテを見たとき私もジュゼッペのようにペチカに一目惚れをしてしまいました。なんて可愛いんだ!と。クリッとした目と、艶やかな髪。そしてペチカはミステリアスなんです。心の奥にいろんなものを抱えていますが、ジュゼッペと出会って雪が溶けていくように心を開放していくような女の子。秘密が多いキャラクターで、私もそのミステリーに“トリツカレ”ました。ペチカの心の雪解け具合を楽しんでいただけたらと思います」とその魅力を語った。

 本作で声優に初めて挑戦した柿澤は「右も左も訳が分からなかったです。僕は心配性なので声優の友人、梶 裕貴くんに連絡をしてアドバイスをもらいました。アドバイス通りにやったら、うまくいきました!」と人気声優からのアドバイスを振り返った。

 すると佐野も、「僕も初めて声優に挑戦したときは声優の津田健次郎さんにアドバイスをいただきました!」と同意。豪華声優たちとのエピソードを明かした。
 
 今“トリツカレ”ていることについて聞かれると、atagiは「一周回ってギターがさらに好きになっている。ギターは知れば知るほど面白い。奥深いです」と語った。PORINは「あずきバー」と回答。続けて「ちょっと涼しくなった今の季節、夜な夜な食べることにはまっています」と語ると、すかさず上白石が「人によっては溶かす時間が違いますよね」と興味津々の様子だった。モリシーは「10何年コーヒーに“トリツカレ”過ぎて、去年コーヒー屋さんをオープンしました」と回答し、会場中を驚かせた。柿澤は「麻辣湯です。火鍋や麻辣を食べていたら全て良いだろうという気がしています。週二日とか、夏も冬も関係なく“トリツカレ”ています」と回答。この回答に上白石は「私も麻辣湯が大好きですが、今日は切手です。とりわけ古い切手がすごく好きで今もスマホケースに挟んでいます。海外の古い切手は、その年代で流行っていたものが凝縮されていて眺めているだけでもすごく楽しい」とエピソードを披露した。佐野は即答で「adieuです」と回答。上白石がアーティストとして活動しているライブを鑑賞し(adieuは上白石の歌手としての活動名義)、曲や歌、世界感に“トリツカレ”ていると明かした。「普段お芝居をしているからこそ、曲の主人公になりきって、その曲を生きているようなドラマがあるんですよね。」と大絶賛し、一緒にライブに行った柿澤は、「佐野君が前のめり過ぎてあまり見えなかったよ」と明かすと会場が笑いに包まれていた。楽曲の収録について、atagiは「初めてレコーディングをするときに二人(佐野、上白石)が音合わせをした瞬間に一発目でこれは大丈夫だな、と感じました。空気を支配するような力がお二人の歌にあった」と大絶賛。佐野は「本当に素敵な曲が並んでいて、ストーリーがさらに華やかになって、名曲ぞろいで最高です」と楽曲を褒め称えた。歌のレコーディングについては「台詞より先に歌をレコーディングして、冒頭の歌はオペラにトリツカレているジュゼッペの歌い方で歌ったり、難しかったです。先に歌のレコーディングでよかったと思いました」とコメントした。

 その後、劇中歌を披露する運びとなり、緊張する柿澤に「本当にいい歌で、柿澤さんの声も大好きです!」とatagiが太鼓判で送り出した。1曲目はシエロが歌う「Snowish」で、柿澤がしっとりとしたバラードで客席を感動の雰囲気で包み、2曲目はジュゼッペ&ペチカが歌う「ファンファーレ~恋に浮かれて~」を佐野&上白石が披露。明るいテンポの曲を仲睦まじく元気に歌い、作品の世界感を見事に表現した。

 全員がパフォーマンスを終えて、柿澤は「完璧でした!」と率直な想いを口にし、上白石は「改めてこの歌が好きだし、トリツカレ男の世界感が好きです」と想いを吐露した。佐野は「素敵な楽曲が劇中の超素敵なタイミングで流れるのでぜひ楽しみにしてください!」とアピール。atagiは3人の歌唱を、「可愛くてかっこよくて最高でした!」と絶賛した。

 最後に上白石は「何か物とか人に“トリツカレ”て心を注ぐことの美しさとか、観終わった後の景色がクリアになったり、誰かに優しくしたい素敵な心になる映画です。誰かを誘って一緒に観てください。この映画に“トリツカレ”て、どんどん輪が広がっていいくとよいです」とコメント。佐野は「やっと皆さんに観ていただけることが幸せです。何かを好きになることの尊さ愛おしさが詰まっています。老若男女全員が楽しめる作品です! この映画に“トリツカレ”た皆さんは、また劇場にも足を運んでいただき、素敵な作品と音楽を全身に浴びて何度も“トリツカレ”てください!」と言葉を結び、大喝采に包まれてイベントは幕を閉じた。

公開表記

 配給:バンダイナムコフィルムワークス
 11月7日(金) 全国公開

(オフィシャル素材提供)

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