インタビュー

『犬、回転して、逃げる』長妻怜央(7ORDER)オフィシャル・インタビュー

Ⓒ2023映画「犬、回転して、逃げる」製作委員会

 関西で絶大な人気を誇る劇団「ヨーロッパ企画」出身の西垣匡基監督の長編映画初監督作品で、映画初主演となる人気グループ「7ORDER」のメンバー・長妻怜央と、AKB48元メンバーの宮澤佐江らが「シュール」かつ「おとぼけ」全開のキャラクターを演じる映画『犬、回転して、逃げる』が3月17日(金)よりシネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田ほかにて全国順次公開される。この度、公開を前に、主演の長妻怜央のオフィシャルインタビューが届いた。

長妻怜央(7ORDER)

 1998年、茨城県生まれ。男性グループ「7ORDER」のメンバー。2019年より「7ORDER project」を始動。2021年にメジャー・デビューを果たし、オリコン・ランキング2位を獲得する。俳優として舞台出演多数。映画の出演は『漆黒天 -終の物語-』(22年)、『ラストサマーウォーズ』(22年)などがある。

脚本を読んでどう思われましたか?

 シュールな話だなと思いました。いろいろな物語が入り乱れているけれど、どこか繋がっている不思議な話だと思いました。

西垣匡基監督は、実際にご一緒して、いかがでしたか?

 7ORDERのメンバーの阿部顕嵐がドラマでお仕事をさせていただいたことがあって、「不思議な人だよ」とは聞いていて、楽しみにしていたんですけど、本当に不思議な人でした。撮影中もその場でのアイデアを言っていただいて、楽しい方でした。撮影中に、驚くお芝居や転ぶところがすごくよかったと言われて、「そこ?」と(笑)。

何を大事に演じましたか?

 アグレッシブにお芝居をすることも考えたんですけど、個性的なキャラクターがたくさんいるので、その中で自分の役割として、犬に対しての気持ちを大事にして、自分は余計なことはしないでおこうというのを意識していました。

コメディを演じる上で、注意したことはありますか?

 「これ、面白いでしょう?」ってやるのはやめようと思いました。バラエティとかを見ていても、分かりやすいものよりも、ハプニングだとかのほうが面白いのって、素だからかなと思うので、無理に面白くしようとしないようにしました。

泥棒に入るシーンは、演じていていかがでしたか?

 ドキドキしました。撮影前にちょっと時間があったので、家のセットを美術さんが準備しているところも見せていただいたんですけど、トラックで全部用意していたので、凝っていてすごいなって改めて思いました。

下着の森を通るシーンはいかがでしたか?

 あれは気持ちよかったですね! なかなかあんなに下着に巡り合うことはないので(笑)! こっそり持って帰ろうかなって(笑)! 鼻血が出そうでした!

宮澤佐江さんとの共演はいかがでしたか?

 女性と共演するってなかなかなかったので、ドキドキして現場で話していました。すごくフラットな方で、周りの人に聞いたら、「あの人はめちゃくちゃ人格者だ」って絶賛していらっしゃって、確かにそうだなと思いました。

なだぎ武さんは、共演していかがでしたか?

 なだぎさんは舞台とかでいろいろなお芝居を見させていただいていて、お芝居が自然で上手だなと思っていたんですけど、一緒にお芝居させていただいて、そこにコメディ要素を入れるのがすごく上手だなって思いました。
 ご一緒したシーンは、もっとふざけたテイクとかも撮ったので、それもどこかで使ってもらえるといいですね!

犬のななちゃんとの共演はいかがでしたか?

 柴犬ってデカいイメージだったんですけど、小柄で、ちゃんと毛も手入れされていて、見た目からもプロだなと改めて感じました。可愛いんですけど、犬の匂いがしました(笑)。
 ななちゃんは言うことをめっちゃ聞くんです。走っていって、一回転ぐるって回って、逃げるっていうシーンがあるんです。それが「犬、回転して、逃げる」って題名にもなっているので、めっちゃ大事なシーンだったと思うんですけど、完璧でした。3テイクくらいでやっていました。改めてすごいなと思いました。

犬に甘えるような演技などは、加減が難しかったかと思いますが、監督から細かい指示があったんですか?

 とにかく“ウリウリ”してくれ、と言われたんで、とにかく“ウリウリ”しました。映像を見たらすごく嫌がっていましたね(笑)。その関係がすごくよかったです。

本作のおすすめポイントはどこだと思いますか?

 映画を観るのって、ドキドキしたりハラハラするので、体力がいることが多いと思うんです。僕は結構感情移入しやすいので、「僕だったらどうするかな?」とか、「辛いな~」だとか思うんですが、本作はそういうのは全然なく、何も考えずに観られるというのが、おすすめポイントです。でも「人生にとって大事なものってあるな」って感じるので、後々じわじわきます!

読者にメッセージをお願いします。

 映画が始まったら、頭を空っぽにして観ていただけたら、よりこの世界観に入れて楽しめると思います。クセになる作品だと思うので、何回観ていただいても面白い作品だと思います。

公開表記

配給:アイエス・フィールド
2023年3月17日(金) シネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田 ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました