イベント・舞台挨拶

『世界の終わりから』初日舞台挨拶

©2023 KIRIYA PICTURES

 主演に伊東 蒼を迎え4月7日(金)に公開となる『世界の終わりから』。4月7日(金)、本作のキャスト伊東 蒼、紀里谷和明監督登壇が登壇する初日舞台挨拶が実施された。

 上映終了後、劇場内が暗くなり舞台上に主演:志門ハナ演じる伊東 蒼が登壇するとスポットライトが当たる。続けて紀里谷監督が登壇するという世界の終わりを感じさせるような演出のもと舞台挨拶が開始された。

 最初に伊東 蒼から「完成披露の時の舞台挨拶でどんな感想が出るかドキドキしていると話したのですが、公開前の試写会の感想を読んだ時にこの作品がどういうふうに受け取ってもらえたのか、この作品を通して届けたいものがしっかり届いていることに安心して今日を迎えられまし。」と初日を迎えての思いを述べた。

 そして本作を観たという伊東 蒼の友達から「ハナちゃん役をよく頑張ったね」という言葉をもらえ、撮影で頑張ったこととかを認めてもらえた気がしてすごく嬉しかった」と自身の思いについて語った。

 そしてこの作品を通して感じてもらいたいことについて、「誰もひとりぼっちでないということと周りの人に少し気持ちを向けるだけでその人の寂しさだったり孤独を埋めたり、カバーすることができるんだということを感じてほしい」と締めた。

 続いて紀里谷監督が観客に感謝の気持ちを述べた後に、隣にいる伊東 蒼に「本当にありがとう。大変でしたね」と心から感謝の気持ちを述べた。そしてその他のキャスト及びスタッフの頑張りがなければこの作品がなかったこと、ファンに支えられてとても救われていることについても続けて感謝を述べた。この作品が自身のデビュー作だと思って、小規模ではあるけれどもどんどん広がっていければと本作への願いと思いを語った。

 そして最後に改めていつもいつも紀里谷監督の作品だと言われる中、特に今回は全部のシーンに出ていて、苦しいことや悲しいことなどの内面の演技を100%に演じ、そして本作は過去に行ったり未来に行ったりするところをキチンとシーンを繋げるように演じてくれた伊東 蒼に「感服しております。本当にありがとう」で締めた。

 また社会学者の宮台真司よりコメントが到着した。

宮台真司(社会学者)
 夢が現実に影響を与え、現実が夢に影響を与える。僕はこのクソ社会を変えようと思う力を夢から得るのかもしれない。
 「ここではないどこか」の夢は力を与える。無論「ここではないどこか」などないと僕らは知っている。
 「本当の自分」の夢は力を与える。無論「本当の自分」などないと僕らは知っている。
 「現実は夢だ」という夢は力を与える。無論「現実は夢だ」自体が夢だと僕らは知っている。
 夢が、現実であるかのように「なりすまして」生きるのが美学的ではないか。
 美と美学は違う。美は、美しいだけ。「週末のサウナ」として機能した後、僕らはクソ社会に戻る。クソ社会の補完装置。美学とは、見掛けが美しくなくても、クソ社会の外に出て戻らない決意を強めてくれる力。永久に続くクソ社会に永遠に抗う力を与えるのが『世界の終わりから』だ!

 登壇者:伊東 蒼、紀里谷和明監督

公開表記

 配給:ナカチカ
 4月7日(金) 新宿バルト9ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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