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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023開幕!オープニング・セレモニー&『瞼の転校生』 ワールド・プレミア

 国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門・短編部門)を中心とした“若手映像クリエイターの登竜門”「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(主催:埼玉県、川口市ほか)は、7月15日(土)に初日を迎え、国際コンペティション部門で審査委員長を務める映画プロデューサーの豊島雅郎氏や、2012年の本映画祭で『チチを撮りに』が監督賞とSKIPシティアワードのW受賞に輝き、今回は国内コンペティションの審査委員長として《凱旋》した映画監督の中野量太氏をはじめとする審査員一同と、国内外から集まったコンペティション部門のノミネート監督らが出席してのオープニング・セレモニーを開催した。

 セレモニー後のオープニング上映では、映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して埼玉県と川口市が共同製作した映画『瞼の転校生』をワールド・プレミアで上映した。上映の前に行われた舞台挨拶では、出演の松藤史恩、葉山さら、高島礼子、藤田直哉監督の4名が登壇した。
 『瞼の転校生』は、大衆演劇の世界で生きる中学生が、ひと月だけしか通えない学校でのさまざまな出会いと別れを通じて成長していく姿を描いた青春ドラマ。2020年の本映画祭で短編『stay』が優秀作品賞を受賞した新鋭・藤田直哉監督の長編デビュー作品となる本作を引っ提げて《凱旋》、記念すべき20回目の映画祭の幕開けを華やかに飾った!

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023は、7月15日(土)から23日(日)までの9日間、埼玉県川口市のSKIPシティを会場にしたスクリーン上映、7月22日(土)から26日(水)までは特設サイトでのオンライン配信として、ハイブリット形式で開催する。
 会期中は世界102の国・地域から応募された、過去最多となる1,246本の中から厳選した「国際コンペティション」10作品、「国内コンペティション・長編部門」6作品、「国内コンペティション・短編部門」8作品の合計24作品がコンペティション上映され、豊島雅郎 国際コンペティション審査委員長を中心とした審査員による最終審査を経て、7月23日(日)のクロージング・セレモニーにてグランプリをはじめとする各賞が発表される。
 ほかにも、本映画祭での受賞やノミネートをきっかけに大きく羽ばたいた監督の中から5名が最新作とともに《凱旋》する特集「SKIPシティ同窓会」など、若手映像クリエイターの発掘・育成を掲げてきた本映画祭の記念回に相応しく《凱旋》づくし。さらに映画を語るWEB番組「活弁シネマ俱楽部」とコラボした特集「中国映画の新境地~KATSUBEN Selection~」、4年ぶりの野外上映など盛りだくさんの内容となっている。

 オープニング・セレモニーでは、主催者の大野元裕映画祭実行委員会会長(埼玉県知事)、奥ノ木信夫映画祭実行委員会副会長(川口市長)ほか主催者が登壇し、節目となる20回目の映画祭開催を祝して挨拶をした。また、土川勉ディレクターより中野量太(映画監督)、和田光沙(俳優)、マーク・シリング(ジャパンタイムズ映画評論家、Variety日本特派員)の3名の国内コンペティション審査員、豊島雅郎(映画プロデューサー)、明石直弓(映画プロデューサー)、パトリス・ネザン(映画プロデューサー)の3名の国際コンペティション審査委員長、ならびにコンペティション部門ノミネート作品の紹介があった。

 知事・市長のコメントは以下の通り。

主催者コメント

大野 元裕(実行委員会会長/埼玉県知事)
 世界に先駆けたデジタルシネマの祭典として始まった本映画祭は、多くの皆様の御協力により、本日、記念すべき20回目の開催を迎えることとなった。この映画祭を、デジタルシネマをテーマに開始した目的は、比較的編集がしやすく、相対的に安価に作ることができるデジタルシネマで映画制作を行っていただくことで、特に若いクリエイターの方々に発表の機会を提供できると考えたからである。その狙いは実を結び、20年の間に、新たな才能がこの映画祭から多数羽ばたいていった。国内コンペティションの審査委員長を引き受けていただいた中野監督は、先月の記者発表で、本映画祭に応募された時、「藁をもつかむような思い」だったと振り返り、応募される方々の気持ちが痛いほど分かるとおっしゃっていた。明日からの七日間、そのような気持ちで見出される時を待つ若きクリエイターたちの作品24本を上映するので、未来の映画界を担うべき才能を、皆様の目で発掘し、世界へ、活躍の場へと送り出していただきたい。

奥ノ木 信夫(実行委員会副会長/川口市長)
 今年は、映画祭20周年であるとともに、川口市の市制が施行されてからちょうど90周年という年でもある。本市にとっても記念すべき年であることから、埼玉県と共同で『瞼の転校生』を、オープニング作品として製作させていただいた。本作には、撮影地として川口市がいろいろな場面で出てくる。川口市民の皆様は、あそこがあの場所だ、この場所だと分かる場面もあると思うので、ぜひ期待してご覧いただきたい。また、映画祭期間中は、川口駅から無料直行バスも運行するので、ぜひ、多くのお客様に川口市にお越しいただきたい。これから、SKIPシティは映画産業の中心地として、ますます賑わっていくことが期待される。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭が、若手映像クリエイターの登竜門としてますます発展していくことを祈念する。

オープニング上映『瞼の転校生』舞台挨拶

 この度、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」が7月15日より埼玉県川口市にて開催され、映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して制作された藤田直哉監督の『瞼の転校生』がオープニング上映作品としてワールド・プレミア上映された。『stay』(19)で2020年の本映画祭国内コンペティション短編部門・優秀作品賞を受賞した藤田直哉監督が、長編初監督作品で凱旋となった本作。出演の松藤史恩、葉山さら、高島礼子と共に上映前の舞台挨拶に笑顔で参加した。

 3年振りのSKIPシティ参加となった今回について「当時はコロナ禍でオンライン開催でした。今回、はじめて映画をご覧になったお客さんと直接コミュニケーションが取れることに大きな喜びを感じている」と監督は語る。大衆演劇の世界で生きる中学生が、ひと月だけしか通えない学校でのさまざまな出会いと別れを通じて変わってゆく姿を描いた本作。大衆演劇という世界について「20歳を過ぎて東京に出てくるまで知らなかった世界。スーパー銭湯に通うことが趣味でいろいろと周っていたころ、常設の舞台があることに気づき、存在自体は知ってはいたけれど初めて観劇してカルチャーショックを受けた」と、驚きとともに「そんな気持ちが映画に映っているはず」と、その魅力を伝えた。

 主演の松藤自身も「白塗りは小学生の時に一度だけ体験したことはあるけど、大衆演劇のことは知らず、監督の調べてきた資料などを基にセリフなども覚えた。カツラの重さも大変だった」と、苦労したことを回想した。一日で覚えなければならない踊りのシーンもあったことについては、「歌舞伎を習っていたということもあってか驚異的な呑み込みの早さだった」と監督もその吸収力に唸った。

 主人公の友達役を演じる葉山は「男の子二人を引っ張っていく役柄だったので、そのエネルギーとかパワーをどう表現してゆくか監督と相談しながら進めていった」と語った。現場でも少し年上ということもあって「お姉さん的な存在だった」と暴露する監督だが、「その3人の仲の良さが画に出ているので、そこに注目してほしい」と語った。

 母親役を演じた高島は、子どもたちを見守る姿勢の良さを指摘されると「大衆演劇の撮影を見させてもらった時に、本当に周りの人たちも含めて全員が一生懸命で、それを見ていたら自然と背筋が伸びていった気がする。その場のパワーというか。監督もお若いですし、良い緊張感があって素敵な現場でした」と明かした。

 最後に、撮影場所となった川口市で印象に残ったロケ場所を聞くと、出演者からは夜景や西川口公園のモニュメントやゴリラ公園の名前が出るなか、高島は「SKIPシティの下にある居酒屋が美味しくて……」と、撮影中にみんなで食事や雑談したことが楽しかったと笑みを浮かべた。「今回の撮影をきっかけに大衆演劇に触れ、実際に足を運んで感じてもらえたら、という想いもありますし、大人と子どもをフラットな目線で描いたつもりなので、そういった点にも注目してほしい」と締めくくった。

 登壇者:松藤史恩、葉山さら、高島礼子、藤田直哉監督

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023 開催概要

  会期:《スクリーン上映》2023年7月15日(土)~7月23日(日)
     《オンライン配信》2023年7月22日(土) 10:00~7月26日(水) 23:00
  会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホールほか(埼玉県川口市)
  主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会

 公式サイト:

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024
今年で第21回!“若手映像クリエイターの登竜門” SKIPシティ国際Dシネマ映画祭。スクリーン上映【2024年7月13日(土)~7月21日(日)】オンライン配信【2024年7月20日(土)~7月24日(水)】開催!

(オフィシャル素材提供)

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