イベント・舞台挨拶

『PLASTIC』公開記念舞台挨拶

©︎2023 Nagoya University of Arts and Sciences

 『大和(カリフォルニア)』(16)、『TOURISM』(17)、『VIDEOPHOBIA』(19)で鮮烈な映像世界を作り上げ、世界各国の映画祭やニューヨーク・タイムズ紙、バラエティ誌と言った海外メディアでも絶賛されるなど、国境をも越えて高い評価を得る宮崎大祐監督の最新作『PLASTIC』が、名古屋・伏見ミリオン座にて先行上映中、7月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次上映中。
 公開を記念して7月22日(土)にヒューマントラストシネマ渋谷にて舞台挨拶を開催、小川あん、井手健介、宮崎大祐監督が登壇した。

 70年代に活躍した幻のアーティスト“エクスネ・ケディ”をモチーフに、エクスネの大ファンであるイブキとジュンが2018年に名古屋で出会い、恋に落ちた瞬間から、4年後に東京で行われるエクスネ・ケディ再結成ライブに至るまでを、鮮烈で艶やかなロックナンバーと共に辿る青春映画。
 7/14(金)の名古屋・伏見ミリオン座での先行上映に続いて、7/21(金)からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国での上映がスタート。公開を記念して主演の小川あんと、今回劇中の音楽を担当したミュージシャンでありPLASTIC KEDY BANDの井手健介、そして宮崎大祐監督が揃って登壇した。

 まずは来場した観客へ一人ひとり感謝を述べ、7/14(金)の名古屋先行公開に続いて東京の公開を迎えた気持ちを聞かれると、小川は「撮影から1年。あっという間に完成に辿り着いて、ここに立ってやっと実感が湧いています」、井手は「この映画のモチーフとなっているのは“エクスネ・ケディ”のロック・アルバムなのですが、それがリリースされた日はコロナで最初の緊急事態宣言が出た時で。レコード屋さえ空いてないタイミングの悪さだったなと思い出しました。宮崎監督がアルバムを面白いと思ってくれて、こういう日を迎えられてよかったなと思っています」、宮崎は「映画づくりはいつも本当に大変で、毎回『二度と作りたくない』って思うんですが、自分の大好きなミュージシャンやキャストの皆さんとまた映画を作ってしまいました。お披露目できることは本当にありがたいことです」とそれぞれが喜びを語った。

 音楽も一つの主人公と言えるほど、豪華な楽曲たちも見どころ。小川は「普段から私は踊ることが大好きで、音楽があるだけで踊れるタイプなんです。その代わり決まった動きのダンスは苦手で……踊るシーンは少し苦労しました」と撮影中のエピソードを明かした。楽曲の歌詞から振り付けなどの動きを加えた箇所もあるという宮崎は「小川さんの素敵なところも活かしてアプローチしていきました」と小川の表現力の豊かさに言及。

 小川あん演じるイブキが、森の中で井手健介率いる謎のバンドと出会うシーンでは、井手は「本当に森の中にミラーボールなどがありました。スタッフや機材の中で宮崎監督だけが踊ってて(笑)。不思議な感じでしたね」と当時を振り返る。宮崎は激しく踊っていたといい、「皆さんが盛り上がったらいいなという思いがあったので、カメラ横で踊り狂っていました」と発言し、会場の笑いを誘った。
 小川も「エクスネの音楽自体が想像力を膨らませてくれる音楽なので、現場では踊らずにはいられなかったですね」と撮影時の気持ちの昂りを思い返した。

 イベント最後には、小川は「勢いがある作品なので、この勢いを持ったままたくさんの方に届けられればと」、そして宮崎も「僕、『PLASTIC』が大好きで」と多くのキャストとスタッフとこだわりを持って作り上げた本作への愛を語り、あたたかな空気のなかイベントは幕を閉じた。

 登壇者:小川あん、井手健介、宮崎大祐監督

公開表記

 配給:boid、コピアポア・フィルム
 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次上映中

(オフィシャル素材提供)

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