作品紹介

『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』

©The IDEAfirst Company, Octobertrain Films, Quantum Films

イントロダクション

 孤独な文学教授と若き作家志望の青年が、亡き恋人の秘密を巡って繰り広げる、ワンシチュエーション・ノンストップな90分間の会話劇『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』が日本初公開を迎える。『ダイ・ビューティフル』(2016)で東京国際映画祭の観客賞と最優秀男優賞の2冠を制したジュン・ロブレス・ラナが監督・脚本を手掛けた本作は、発表するや国内外の映画祭で20冠近くに輝き、フィリピンでは舞台化も決定している話題作。「死」をトリガーに「生」と「性」に鋭くメスを入れ、現代フィリピンの病巣と愛憎を描いた《都会派・新感覚・会話劇》が誕生した。愛する人との別れ、LGBTQ+、性加害、SNS世代の危うさなどさまざまなテーマがウィットたっぷりに盛り込まれた洗練されたプロットは、良質の短編小説のごときカタルシスに浸ることができる。
 大ヒット・ドラマ『ゲームボーイズ』で日本でも人気を博した若手演技派イライジャ・カンラスが小悪魔な美青年を、フィリピンのベテラン俳優ロムニック・サルメンタが傷心の教授を演じた。1卓のテーブルのみという超ミニマルなセットを舞台に、目に見えないものも描き出す二人の洒脱な会話劇が幕を開けた。

©The IDEAfirst Company, Octobertrain Films, Quantum Films

ストーリー

 コロナ渦に沈む大都会マニラの老舗レストラン。著名な小説家である恋人マルコスを亡くしたばかりのフィリピン文学教授エリックは、教え子のランスと再会の約束をしていた。喪失感を抱えつつも、自分を慕うランスとの時間を楽しみにしていたエリック。アップルパイとダフトパンクの話題で距離を縮めてゆく二人だったが、マルコスの話をきっかけに空気は一変する。まるで“別人”のように。自分を見つめるランスの瞳の奥から、エリックはマルコスの驚くべき真実を知ることになる──。

 (原題:About Us But Not About Us、2022年、フィリピン、上映時間:91分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:ジュン・ロブレス・ラナ
 出演:ロムニック・サルメンタ、イライジャ・カンラス
 撮影:ニール・ダザ
 編集:ローレンス・S・アン
 美術監督:マルクス・マールン・ファデル
 音楽:テレサ・バローゾ
 音響:アルマン・デ・グズマン
 製作:Octobertrain Films 、The IdeaFirst Company、Quantum Films
 後援:CreatePH Films、Film Development Council of the Philippines

ギャラリー

フィリピン公式予告編

©1981 QUEST FILMS PTY.. LTD.

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 https://someonesgarden.org/aboutusbutnot/

 公式X:@roadgamesjp

公開表記

 配給:サムワンズガーデン
 2026年1月17日(土) シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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