インタビュー

『ダンサー イン Paris』ホフェッシュ・シェクター、独占インタビュー映像解禁

© 2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE STUDIOCANAL FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON ROQUES

 エトワールになる夢の実現を前に予期せぬ出来事によって挫折してしまう、ひとりの若き女性ダンサーの第二の人生を描いたセドリック・クラピッシュ監督最新作『ダンサー イン Paris』が、いよいよ9月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開となる。
 本作は劇映画でありながら、ホフェッシュ・シェクターが本人役として出演し、代表作「ポリティカル・マザー ザ・コレオグラファーズ・カット」の振付の指導風景などもカメラに収められた稀有な作品となっている。そんなホフェッシュ・シェクターが、本作の映画化に至る経緯や、映画演出と振付の関係性などを語る独占インタビュー映像が初解禁となった。

トニー賞ノミネートのホフェッシュ・シェクターが本人役で登場!
奇才の振付家の創作の秘密、映画演出と振付の意外な関係性とは!?

 2016年にはブロードウェイで『屋根の上のヴァイオリン弾き』の振付を担当しトニー賞にもノミネートされ、現在、舞台界で最も注目を浴びる舞踏家でもあるホフェッシュ・シェクター。2019年には自身のダンス・カンパニーを引き連れ、Bunkamura オーチャードホールでKAT-TUNの上田竜也主演で日本初公演された「ポリティカル・マザー ザ・コリオグラファーズ・カット」の成功も記憶に新しい。本作『ダンサー イン Paris』は、怪我によりエトワールへの夢を挫折したダンサーがコンテンポラリー・ダンスに出会い、ホフェッシュ率いるカンパニーの「ポリティカル・マザー ザ・コリオグラファーズ・カット」の公演に参加するというもの。
 フランスで最も愛される映画監督セドリック・クラピッシュとの出会いに「すごく興奮した」と語るホフェッシュ。バルセロナに住んだのもクラピッシュ監督の『スパニッシュ・アパートメント』を観て憧れたから」と、相思相愛の様子だ。
 だが初めてだという演技については「初日は苦労した」と、60名ものスタッフがカメラの後ろに控えていて撮影を見守っている光景を振り返り、「ダンサーが舞台に立つ時は周囲が暗闇で客席は見えないから自分の世界に没頭できる」と、舞台との違いを意識したと告白。しかしクラピッシュ監督との仕事については「流れるようにスムーズにいく」と絶賛。舞台での振付は完成したものだが、スタジオでは「いろいろなことを提案し、自由に試した。ダンサーが即興で踊って、僕と監督とで議論していく」と、自由で実験的な空気感に感銘を受けた模様。映画の演出と舞台の振付の関係性について問われたホフェッシュは、近しいものを感じたようだ。「ダンスの場合はエネルギーを構築し、感情的な反応を引き出す。さまざまな要素を積み重ねてタイミングを図る。映画の演出も同じで、タイミングや空間が大事という点で、映画の演出も同じだと思う。大事なのはエネルギー。観客にもたらす感情だ」。ホフェッシュの創作のヒントが垣間見えるインタビューとなっている。

世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座ダンサー、圧巻のステージと舞台裏!
セドリック・クラピッシュ監督が生涯をかけて捧げてきたダンスへの愛と情熱が、ここに結実!

 本作の主役のエリーズを演じるのは、パリ・オペラ座バレエのプルミエール・ダンスーズで、クラシックとコンテンポラリーを自在に行き来するマリオン・バルボー。ダンス・シーンに一切のスタントを使わないと決意したクラピッシュ監督が、映画初出演にも拘らず主演に抜擢した。エリーズが出会うダンス・カンパニーの主宰者に、コンテンポラリー界の奇才として名を馳せるホフェッシュ・シェクターが本人役で出演。代表作「ポリティカル・マザー ザ・コレオグラファーズ・カット」を振り付ける過程にカメラが密着。監督は『スパニッシュ・アパートメント』、『パリのどこかで、あなたと』など、フランスで最も愛される監督の一人となったセドリック・クラピッシュ監督。思春期の頃から一観客としてダンスへの情熱を燃やし続け、いまやパリ・オペラ座からの依頼で定期的にステージも撮影している巨匠が、世界がコロナの闇に覆われた時、パフォーマンスの場を失くしたダンサーたちが自宅で撮影した映像を編集し、『Dire merci(メルシーと言うこと)』という4分間の映画を作り上げた。ダンサーたちのステップが気持ちを軽やかにしてくれるとたちまち世界中に広がったこの作品をきっかけに、ついに本作で「いつかダンスをテーマとしたフィクション映画を作る」という20 年来の構想を実現させた。

© 2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE STUDIOCANAL FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON ROQUES

 なお本作は「French Cinema Season in Japan」の一環として、ユニフランスの支援を受けて公開される。

公開表記

 配給:アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル
 9月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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