イベント・舞台挨拶

『羅小黒戦記2 ぼくが選ぶ未来』公開御礼 甲乙舞台挨拶

©Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

 登壇者:榎木淳弥、土屋神葉
 MC:森 遥香

 11月7日(金)より、日本語吹替版&字幕版が同時公開中の『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』。2020年に日本語吹替版が公開された前作『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』の続編として、Filmarksの初日満足度ランキング1位を獲得するなど、早くも話題を呼んでいる。

 この公開を御礼して、“甲乙舞台挨拶”が実現! 今作より新キャラクターとして出演する、甲役・榎木淳弥、乙役・土屋神葉が登壇した。

 ふたりが演じるのは、館の長老の一人にして、ムゲンを敵視する新キャラクター、チーネンの弟子。行動を共にし、主人公・シャオヘイとも交流する、今作注目のコンビだ。

 公開1週間ながら、反響は続々届いているそうで、榎木は作品の大ファンだというお笑い芸人・こがけんから、熱いメッセージをもらったのだとか。一方土屋はというと、実はご両親が1回目の舞台挨拶に来場していたと告白! 今までにないアニメーション体験を得たようで、「みんな観たほうがいい!」と感動し、周りにも勧めたいと大満足されていたことを教えてくれた。

 そんな本作について、榎木は序盤から盛りだくさんのアクション・シーンが「実写かと思うほど細かい動作が多く、前作からさらにパワーアップしているのでは?と感じました」と感想を述べる。これに土屋も「リアルなものを撮る実写に対して、アニメーションは“観察の目”が入り画(え)として描くことで、よりリアルに感じるときがあるんですよね」とコメント。「写実的じゃない分、抽象的な表現があるというか」と頷く榎木に、土屋は「そうそう、脳裏に焼き付いているイメージが、目の前にあるような。『羅小黒戦記』は絵本的な可愛らしい絵柄でありながら、リアルさがあるところが素晴らしいと思います」と、やはり期待を裏切らない作画の素晴らしさを掘り下げた。

土屋ワールド展開!「シュッシュッシュッシュッ!」(注:心の栄養を振りかける音)

 甲と乙について話題が移ると、最初名前を聞いたときには、芸人のようなコンビ名だな……と感じていたらしいふたり。コンビ的な役での共演は、これが初めてだと明かした。

 榎木は相方役が土屋だと聞いていたそうで、「飲みに行ったこともあるくらい、実は裏で仲良くさせていただいているから、ようやくがっつり絡めて嬉しかったです」と笑顔。一方土屋にとって榎木は、デビュー時から活躍している存在。「リアルなお芝居がすごく素敵で、目指す役者像のひとつ」と目を輝かせながら、「こうして一緒に舞台挨拶しているのが、後輩として光栄ですし、ちょっと信じられなくて、嬉しいです」と喜びを示し、榎木も「良い子だねえ……!」と感動した声色だった

 収録はふたり一緒にできたうえに、2〜3時間想定のところから、30分ほどで終了と、大変スムーズだったことが発覚。収録にあたって聞いた原音版のお芝居の印象はというと、榎木は甲が「低音が利いているお声で、僕は地声が高めな分、意識したいなと思っていました」と振り返った。対して土屋は、乙の声色自体は、自身と同じくらいのトーンだったのだとか。ただし「優しさや芯の強さを素敵に表現されていたため、そのニュアンスをしっかり汲み取り、日本語でも表したいなと思いました」と教えてくれた。

 また自身の役柄の魅力を聞かれると、榎木は甲を「クールな見た目で、作戦を考える役割」としつつ、「情や優しさもあって、だから乙とも仲良くできているのでは?」と分析。土屋は「乙は優しくて、ピンチなときに寄り添ってくれる、いざというときに隣にいてほしいキャラクター」と語る。

 また榎木は、土屋自身の人柄が、乙に合っているのを感じたそう。「寄り添ってくれるシーンの切り替えだったり、ただぼーっとしているだけじゃないところが、本人とリンクしている気がして、すごくピッタリだなと思いました」。土屋はこの言葉を受け、「嬉しい! 先輩からそんなことを言ってもらえる機会はなかなかないので、心の栄養です」と声を弾ませた。

 そんな土屋は、榎木演じる甲を「ふわっとした乙とは対照的で、地に足が着いている印象。でも純粋なものも持っていて、そこをお芝居で感じさせてくれるところが素敵です」と絶賛。これに榎木が「心の栄養にさせていただきます」と、先程の土屋の言葉で返すと、突然「シュッシュッシュッシュッ!」と言い出す土屋。榎木が「何それ!?」と驚くと、「木が伸びるイメージ?」と土屋ワールドを展開し、笑いを起こしていた。

今度は師匠・チーネン役の諏訪部と、ワイヤーに吊られて舞台挨拶!?

 ちなみに甲と乙の師匠であるチーネンには、「厳しめ」「怖くて、普段なら近寄れなさそうな存在」という印象を抱いていたふたり。ただ意外と本編内では3人が揃うシーンは少なく、甲乙がどうしてチーネンを慕っているのか、気になる様子。「普段の3人の関係性は描かれていないけれど、頼り甲斐のある尊敬できる師匠なんじゃないかな?」「助けてもらったり、育ててもらったり、何かバックボーンがありそう。ぜひそれも観たいですよね」と、師弟関係に期待が膨らむ。

 実は先週行われた舞台挨拶では、そんなチーネン役を務める諏訪部順一から、弟子キャストふたりにこんなコメントが寄せられていた。「心配だな。完全台本にしたほうがいい。頑張れ。不適切な発言はしないように。ワイヤー・アクションで吊るされて出てきたほうがよいのではないか?」。「フリーにさせるのは危険だと思われている?」と笑い合いながら、いつか諏訪部も交えた3人で舞台挨拶をしたいと話すふたり。「3人でワイヤー・アクションで登場して」と提案する土屋に、榎木が「諏訪部さんも!? 大先輩、飛んでくれるかな?」とツッコミを入れる一幕もあった。

 ここで『甲乙緊急試練!コンビネーションチャレンジ』の企画コーナーへ。ふたりが甲、客席が乙として、甲が乙に“該当者がひとりになる質問”をする、というチャレンジ。

 榎木はふたりの能力が土系なのを踏まえて、「土いじり=畑を持っている人」と質問するも、惜敗。続いて土屋から「古墳のある山を所有している方」と飛び出し、MCの森もこれには思わず「どういうことですか?」と逆質問! 土から発想を膨らませ、単なる山の所有者よりは希少そうな「古墳持ちの方はいますか?」と問いかけるも、これはさすがに該当者なし……。

 その後榎木が、本編でも肉まんを食べる乙のイラストにかけて「マイせいろを持っている方」、土屋は「今朝、肉まんを食べてきた人」と尋ねたものの、あえなく失敗。
 「甲乙つけ難い結果となりましたね」という森のフォローに、「助かった〜!」と安堵の笑みを浮かべるふたりだった。

 シャオヘイ耳や能力発動風のポーズも決めて、オフィシャル撮影をしてくれたふたり。

 最後の挨拶で榎木は「ゆるい舞台挨拶になりましたが、本編はゆるいところもありつつ、締めるところは締めている素晴らしい作品です。相変わらず作画は素晴らしいので、ご期待いただき、心にシュッシュ!と栄養をもらってお帰りください」と、ファンへメッセージ。

 また土屋は「僕は本作からの出演になりますが、出演できて本当に良かったなと思える作品です。アニメーションもさることながら、物語、言葉の一つひとつも、言葉がないシーンの表現まで本当に素敵。その想いを同じくする同志がこんなにいるんだと、今日は嬉しかったです。これからも皆さんにどんどん盛り上げていただいて、いずれ僕らと諏訪部さんがワイヤー・アクションで登場する大ヒット舞台挨拶もできたらなと思いますので、今後とも『羅小黒戦記』をよろしくお願いいたします!」とファンに想いを伝えた。

©Beijing HMCH Anime Co.,Ltd
公開表記

 配給:アニプレックス、チームジョイ
 絶賛上映中!

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました