イベント・舞台挨拶

『リボルバー・リリー』初日公開イベント

©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ

 映画『リボルバー・リリー』初日公開イベントが都内で行なわれ、舞台挨拶に主演の綾瀬はるか、共演の長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、板尾創路ら豪華キャストと、初めてアクション映画に挑戦した行定 勲監督が出席した。

 本作は、ハードボイルド作家・長浦 京の代表作「リボルバー・リリー」を映画化。大正末期の東京を舞台に16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曾根百合(綾瀬)が、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太(羽村)と出会ったことから、陸軍の精鋭部隊から追われる身となり、活躍する姿が描かれる。

 元敏腕スパイ・小曾根百合を演じた綾瀬は、美しい白のロングドレス姿で登場し、「やりがいのある撮影でした」と笑顔で挨拶した。昨年暑い夏に撮影した本作で綾瀬は華麗なガン・アクションにも挑戦している。

 弁護士役を演じた長谷川は、過去にも綾瀬と共演経験がある。「綾瀬さんのアクションを見るのは初めてですが、迫力があり、素晴らしかった。とてもクリエイティブな夏だったなという感じがします」と大絶賛。

 カフェー「ランブル」の従業員・奈加役(百合の相棒的存在)のカフカも「無事に完成して良かった」とコメント。綾瀬とは「互いにイメージした役のまま自然にバディ感を生むことができた」と話した。

 カフェー「ランブル」の従業員・琴子役の古川は「今日を迎えることが出来てドキドキしています。暑さが印象に残っています」と撮影時を振り返った。綾瀬との共演で「最初は緊張していました。綾瀬さんが声をかけてくださいました」とにっこり。
綾瀬は古川について「着物が似合って可愛くって、色っぽくて魅力的。小悪魔的なところもある」と称賛。

 「リボルバー・ジェシーです」と挨拶したジェシーは「とにかく声を張って演じさせていただきました」ときっぱり。百合と敵対する陸軍大尉・津山ヨーゼフ清親役を大熱演。派手なアクションでも魅せている。

 共演者たちは現場での綾瀬について次々に語る。
 ジェシーは「とにかく綾瀬さんに怪我をさせないようにと、練習のときから考えていたので、本番が怖かった。でも綾瀬さんは殺す勢いで来るので、僕も殺す気持ちでやりました」と吐露。そんなジェシーに綾瀬は「ジェシーさんは殺陣を覚えるのが早い。私が疲れてしまって、次の手が分からなくなっていても、『次は右です、左です』と教えてくれて助かりました」と感謝を伝えた。

 百合と逃亡劇を繰り広げる少年・慎太役を演じた羽村は「普段はすごく優しく明るい印象の綾瀬さんが、本番になるとガラッとスイッチが入って、カッコ良くてクールな小曾根百合になるんです。切り替えがすごい」と綾瀬の役者魂に感心しきり。

 撮影前から綾瀬とミーティングを重ねていたという長谷川も、アクション・シーンを演じた綾瀬が「血だらけで戻ってきたかと思えば『ぴろちゃん、今日何食べた?』って(笑)」と現場でのギャップを明かしていた。綾瀬の切り替えの早さについて驚いたようだ。 現場ではオススメのランチの店を教えていたと話した。

 綾瀬は、見どころにラスト・シーンで長谷川がバイクで突撃してくる場面をあげて、「それまで地道にアクションをしていたのに急にバイクでボ~ン。あのシーンは良かった! そしてちょっと面白かった」と笑顔で話した。

 綾瀬との死闘を演じている謎の男・南始役を演じた清水は「百合と何度も対峙しました。自分でも気合が入ったかっこいいシーンになったと思います」と多くの練習量を経て全力で演じたことを明かした。

 板尾は見どころにラスト・シーンをあげたが、「撮影現場がすごく広くて、綾瀬さんがどれなのかよく分からなかった」とぼやき節だった。

 行定監督は「完成したのはつい最近です。(忙しすぎて)全く憶えていません(笑)。とにかく小曾根百合というキャラクターを、綾瀬はるかが演じなければ絶対成立しないというものにしたかった」と話す。さらに、「綾瀬さんのように全身で役をつかむ女優さんは見たことがない。綾瀬はるかにしか出来ない役。百合役は綾瀬さん以外には考えられない」ときっぱり。

 イベントでは、原作者である長浦の手紙をMCが代読する場面も。「綾瀬はるかさんの小曾根百合は、原作ファンの方々を唸らせるほど素晴らしかったと思います。今後の百合は長浦 京の創造したキャラクターではなく、綾瀬さんのハマり役。行定 勲監督が具現化させたヒロインとして世の中に認知されることになるのだなと思いました」。

 最後に、行定監督が客席に向かって、「皆さん、小曾根百合の未来が見たくないですか? この作品が振り返ると、大いなる序章だったと思います。観客の皆さんに育てていただければ……」と続編に意欲を見せると、会場から大きな拍手を浴びた。
 綾瀬は「今日という日を無事に迎えられて、本当に嬉しいです。すばらしいキャストの皆さん、そして監督とスタッフの皆さんと暑いなかで一丸となって魂を込めて作りました。大きなスクリーンで何度も観ていただきたいです」とメッセージを送った。

 登壇者:綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、板尾創路、行定 勲監督

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:東映
 全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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